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データのバックアップ

2013-03-24 記載
トピック:インド赴任: 3ヶ月前

今までは外付けHDDに定期的にバックアップしていましたが、インドではセキュリティが不安なのでクラウド上にバックアップを取ることにしました。

主な用途としては、
・写真のバックアップ(最重要)
・ちょっとしたファイルのバックアップ(現在はDropboxを使用)
・音楽ファイル(サイズが大きいのでDropbox向きではない)
・動画ファイル(サイズが大きいのでDropbox向きではない)

各種探しましたが、AmazonのS3とGlacierを使うことにしました。写真に関しては、写真格納が無限のストレージもありますが、そういったところは勝手に写真を再利用されてしまうようなところが多いのでNGにしました。今はよくても、規約なんてすぐに変わりますしね。

S3とGlacierは値段単価がかなり違い、S3は高いがすぐに取り出すことができ、Glacierは取り出すのに数時間かかるものの安いストレージになります。Amazon S3の設定で、すぐにGlacierに移行するようなオプションを付けておくことで各種S3用クライアントがそのまま使えるのも強みです。

とはいうものの、フリーソフトでちょうど良いものが見当たらなかったので、SDKとC#を使ってちょっとしたクライアントを作りました。 圧縮は自分でするとして、回線が不安定なことを考えて分割機能を付けて、フォルダ指定(下位フォルダは対象外)でS3にアップロードする簡単なコンソールプログラムです。GUIがあると便利な反面、自分で使うにはコンソールの方が軽くていいので。

そういう方法でバックアップを取れるようにした後、毎回全てアップロードするのも大変なので、差分ファイルを取り出してバックアップできるようなツールも作成。 ファイルおよびフォルダ構造をそのままS3に同期するソフトはありますが、課金が容量次第なので圧縮せずにそのままアップロードしてしまうのは嬉しくなく、明示的に差分だけ圧縮するツールを自作することになった次第です。

やっていることは簡単で、対象フォルダと前回バックアップ時フォルダを指定すると差分ファイルだけを別フォルダに作成してくれるツールです。ファイルを消さなくてはいけない場合もあるので、ファイル/フォルダの削除およびコピーはバッチファイルを自動生成してそれを実行させるようにしました。

まとめると、
・Amazon S3とGlacierにバックアップ(自作ツール)
・差分だけバックアップ(自作ツール)

とすることで、インドでの遅い&不安定なネット環境でもバックアップが取れるかな・・・ と思っています。 まあ、そのままうまく動かなくても自作ツールなので適当に直すだけです。 基本的にはこれでデータのバックアップの準備は整ったといえます。



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