アンカラ 個人旅行 2015年

2015-07-04 記
トピック:トルコアンカラ

パムッカレからアンカラに移動

パムッカレからバスでアンカラに移動します。

パムッカレのMETROオフィスには詐欺師がいるとの噂だったので、私はインターネットでDENIZLIからアンカラ行きの切符を55リラ(約2,550円、通常価格65リラをインターネット価格55リラに割引き)で購入しておいた。 電話番号に国番号を付けてしまうとチェックがNGになって購入できないので、日本の番号を国番号抜きで0から始まる番号で購入した。 外国人が買う時のことを考えていないシステムだな。

10時頃にチェックアウトしてメトロのオフィスに行ったところ、私の買ったチケットはここからではなくDENIZLIからなのでドルムシュ(乗り合いシャトルバス)でDENIZLIに自分で行ってくれ、とのことだった。 チケット発券もここではできないのでDENIZLIのオトガル(バスターミナル)で行ってくれ、とのこと。

ドルムシュ(乗り合いシャトルバス)は3.5リラ(約162円)だが、念のためMETROオフィスの横にいた人にいくらか聞いてみたら、薄ら笑いをうかべながら100リラ(約4,650円)と言ってきた。 常識的に考えて、たった10kmかそこらで100リラなんてあり得ないでしょ。 まあ、こんなの騙される人はほとんどいないと思うけど、私はとりあえず 「It's not true (そんなわけないでしょ)」とさらりと言って返したところ、3.5リラだよ、とにやにやしながら本当のことを答えた。 問い詰めてもジョークだと答えられて終わりのような状況だからこれ以上突っ込む必要はない。

ネットで検索すると、地球の歩き方掲示板にここのMETROのスタッフに騙されたという書き込みがあったけれども、こんな感じで、一体どこのどいつが騙されるんだろう、と思うような詐欺はトルコでしょっちゅう見かける。

そんなこんなで道の逆側に来たドルムシュに乗り、DENIZLIのオトガル(バスターミナル)へ。

その周辺で軽くケバブサンドを食べた後、METROで発券してもらい、ほぼ時間通りに来たバスでアンカラへ出発した。 12:00出発。 珍しく定時運行だ。 この便は 1+2 列の配列になっており、とてもゆったりとした席だ。 バスの横に スイート、みたいな単語が書いてあるのでそういうことなのだろう。 割と快適に、そして割と定時運行でたった30分遅れの19:30にアンカラに到着。7時間のところを7時間半ならば、時間に関してはほぼ問題ないだろう。

そしてアンカラのオトガル(バスターミナル)に到着したものの、市内への足がよくわからない。

METROのバスは普通、市内へのシャトルバスも無料でついていることが多いので確認してみると、どうやらアンカラでは無料の別のシャトルバス(?)があるので、METROのではなくて、それで市内へ行けるとのことだった。

到着したのと同じフロアの、到着したバスが留まっているのと逆側に出て言われた方に進んでみると、それらしき人が列を作って待っている。 行き先の名前も書いてあり、私が行きたい Ulus もそこにあったので、列に並ぶ。

しばらくすると黄色いバスが来て、それに乗り込んだ。 確かに無料だった。
そしてUlusで降り、ホテルへと歩く。

今日が日曜日だからか、ホテルの周辺は店も閉まっているし、浮浪者っぽい人が道の横に座っていて、ちょっと周囲に気をつけながら歩いた。 Google Mapを頼りに行ってみると、道の逆側だったらしく、区画を1周してからようやくホテルを見つけることができた。



Yavuz Hotel
ダブルルーム3泊で48ユーロ(約6630円)、朝食付
1泊あたり16ユーロ(約2,210円)。

元々は別の、ドミトリ1泊10ユーロの朝食なしでもう少し郊外のところに泊まろうと思っていたのだが、

10ユーロ→16ユーロの違いで
ドミトリからダブルルームになる
朝食なしが朝食付になる(食事を外で取れば3ユーロ程度かかる)
立地が悪いところから立地がよくなる

ということでここに変えたのだが、これが大正解だった。
もしかしたら、夜の治安はちょっと悪いのかもしれないけれども、基本は夜に外出歩かないので問題ない。


朝になって外に出てみると、どうやらこのあたりは電気街および裁縫関係のお店が集まっているらしく、夜の静けさが嘘に思えるほど賑やかになっていた。 これだけ賑やかならば明るい間は治安もそう心配しなくて良さそうだ。 日曜の夜に着いたので、特に静かだったのかもしれない。



アナトリア文明博物館(Museum of Anatolian Civilizations)

今日はまず、アナトリア文明博物館(Museum of Anatolian Civilizations) に向かう。

予想以上に充実していて満足だ。





アンカラ城(Ankara Kalesi)

次はアンカラ城(Ankara Kalesi)へ行く。

ここは治安があまり良くないと聞いていたので注意して行く。
確かに、周囲に貧困層の家が多いので注意した方が良さそうだが、私は何事もなく行くことができた。





ローマ浴場跡(Roma Hamamı)

次はローマ浴場跡(Roma Hamamı)に行く。

入場したら、急に雨が降ってきたので早々に退散する・・・。
小さくてすぐ見れるところでよかった。





ギリシャ危機の混乱を避けるためルート変更

心配しすぎかもしれないが、今無理してギリシャへ行く必要はないと考えたのでルート変更した。

元のコースは、ギリシャからポーランドへ一旦北へ飛んでから南下する予定だった。
トルコ→ブルガリア→ギリシャ→(飛行機)→ポーランド→スロバキア→ハンガリー→オーストリア→チェコ→(空路)→イタリア

変更後は、陸路でぐるりと東欧一周を目指す
トルコ→ブルガリア→ルーマニア→ハンガリー→スロバキア→ポーランド→チェコ→オーストリア→イタリア


■ギリシャ旅行の懸念事項は以下
・ギリシャの公共サービスが止まって移動できなくなる可能性。特に島に取り残されると困る
・銀行のキャッシュが不足してATMから現金を引き出せなくなる可能性
・暴動が起こる可能性

■メリット
・上記の懸念事項を回避できる
・将来的にギリシャが独自通貨になれば今よりも実質の物価は下がると思われ、その時になれば今よりリーズナブルに旅行できると予想する

■デメリット
・島が見れなくなるが、さほどの問題ではない。ギリシャ遺跡っは意外にもトルコのエーゲ海沿いである程度見ることができたので、ギリシャは後回しでも良い


■追記 (6/29)
一晩明けたら、ギリシャの銀行が1週間休業というニュースが舞い込んできた。
それによって、現金を引き出す人々の列が銀行/ATMにできているらしい。
ルート変更してギリシャ回避するのは正解のようだ。
政府は否定しているけれども、今後は預金閉鎖の可能性もあるしね。そうなったら更に混乱は続く。

予定していたメテオラ、デルフィ、アテネのアクロポリス、サントリーニ島、ロードス島は又今度の機会に。



ウルス広場(Ulus Square)

宿の近くにウルス広場(Ulus Square)がある。

アンカラの中心地区の一部に位置しており、ニュースでも度々出るところ。
デモがこの周辺で行われるとか、そのデモ隊と警察が衝突したとか。

さすがにいつも混乱しているわけではなく、私が行った時は普通の町中だったが。
とは言うものの、このあたりは治安が良い方ではないので最小限の注意は必要な地域だ。
幸いにして、私が滞在中は危険を感じることはなかった。





共和国博物館(Museum of the Republic, Cumhuriyet Müzesi)

次は共和国博物館(Museum of the Republic, Cumhuriyet Müzesi)に行ってみる。
議事堂(?)や首相の部屋などを見ることが出来た。





国立絵画彫刻美術館(State Art and Sculpture Museum)

次は国立絵画彫刻美術館(State Art and Sculpture Museum)に行ってみる。
ここは入場料無料だった。

センスの違いを感じられる美術館だ。 こういうのもいいね。





民族学博物館(Ethnography Museum)

次は民族学博物館(Ethnography Museum)に向かう。
ここもミュージアムパスに含まれている。





ウルス食料品市場(Ulus Sebze Halinden)

ホテルへの帰りがけ、ウルス食料品市場(Ulus Sebze Halinden)があったので立ち寄ってみる。



まず、入り口でグレープフルーツジュースを飲む。



中はいろいろなものが売られていたが、
サバサンドに使われていそうなサバが2.9リラとかで売られていた。
サバはノルウェー産が多いらしいが、これは近海ものかノルウェー産かどうかまではわからない。

どちらにせよ、意外とサバは高そうなのでサバサンドが4リラ(イスタンブール・アジア側)とか8リラ(イスタンブール旧市街地)で売られているのは、そう悪い価格ではなさそうだ。






(カッパドキアから戻ってきた後)

カッパドキアからアンカラへ移動

既に一度来たアンカラだが、カッパドキアへの起点なので一旦カッパドキアからアンカラへと戻る。
バスで約4時間強。

アンカラでの宿は以下だ。

MG Hostel
ドミトリ1泊10ユーロ(約30リラ、1360円)





アタテュルク廟(アヌトゥカビル, Anıtkabir)

アタテュルク廟(アヌトゥカビル, Anıtkabir)を夕方の開いた時間に見に行く。
予想以上に広くて立派で、入場料も無料なのに博物館の展示もあり、楽しめた。





トピック:トルコアンカラ