チャビン・デ・ワンタル 個人旅行 2015年

2015-11-15 記
トピック:ペルーチャビン・デ・ワンタル

チャビン・デ・ワンタル(Chavin de Huantar)に移動

2015-11-15
ワラスから山岳部に入ってチャビン・デ・ワンタル(Chavin de Huantar)に移動します。
昨日はエンジンの調子が悪かったのに、今日は問題なかった。何じゃこりゃ?なのでガソリンは90オクタンを給油した。問題なし。

ペルーの交通マナーはインドに似てる。街中では車の隙間にすぐ突っ込んでくるので1車線なのに並列走行は当たり前。高速道でバイクと見るや追い越し車線で私の前に出てライト上向きにしてバイクをどかせる低脳もかなりいる。交差点で左ウインカー出して左折中に左から真っ直ぐ突っ込んで直進でバイクをパスする低脳すらいる。 田舎ほどマナーが悪い。

ペルーはインド経験で雰囲気掴んでなかったら事故してたかも。

チャビン・デ・ワンタル(Chavin de Huantar)までの道は峠までは舗装されているが、峠の向こう側がダート。 やれやれ。 時間をかけて移動します。



ここでの宿は以下



Hostel Inca
シングルルーム1泊35ソル(約1,250円) 朝食別途10ソル(約360円)

田舎の町なのに快適に泊まれる。





チャビン遺跡(Archaeological Site of Chavin)

2015-11-15
チャビン・デ・ワンタル(chavin de huantar)にあるチャビン遺跡(Archaeological Site of Chavin)ですが、紀元前800年前後の遺跡がこの保存状態で残っていることは貴重。マチュピチュはインカ帝国なので500年ちょっと前の遺跡だが、このチャビン・デ・ワンタルは古さが格段に違う。

世界各地の遺跡を見ても、せいぜい紀元前になるとぼろぼろになっていて原型を留めていないことが多く、盛り土に壁のところがかろうじて原型を想像できるほどに残っているだけのことがほとんどだが、この遺跡は同じく崩れてはいるものの、かなりの部分が残っている。石造りの構造が原始的とはいえかなりしっかり作られていたことがわかる。しかも石に彫られた絵が良い状態で残っている。

このアンデスの山奥、霧も多くて川もすぐそこにある環境はエジプトのように保存に適している訳でもないのに関わらずここまで残っているのは奇跡的だ。

遺跡には地下通路があって、なんとそこに実際入ることができる。

地下通路は意外に広く、4カ所入ることができる。そして、その隙間から奥に見える不思議な顔をのぞき込むことができる。その顔は長方形の石に彫られているものだ。


ここに来る途中、峠を越えたらフラットダートになっていて数時間苦労してたどり着いただけのことはある。
遺跡の規模だけを見ると世界各地に同じようなものはたくさんあるが、同じ保存状態および同じような規模のそれらのほとんどは紀元後500~1000年のもので、これだけ古いものは滅多にお目にかかれない。
それだけに、苦労してでもここに来たかいはあった。
マイナーだが、かなり貴重で好感度は高い。

ただし、単に遺跡の凄さを求める人はメキシコのテオティワカンをお勧めする。あそこも紀元前5世紀前後だし、規模が段違い。中には入れないけど上には登れる。
ここはテオティワカンに比べたら規模はかなりちっちゃいけど、ここはここなりに素晴らしい。まあ、好感度は趣味の主観だけど。

動画を作りました
南米バイクツーリング:ペルー・チャビン・デ・ワンタル by ○ーミン





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