インド・クンバメーラ 2019年 個人旅行

2019-01-23 記
トピックインド・クンバメーラ2019

クンバメーラ2019 早朝パレード見学

2019-01-15
今朝はクンバメーラの興味深い儀式(?)を見ました。ガンジス川とヤムナ川が交わる地点(概念的にサラスワティ川とも言うらしい)に向かって裸のサドゥたちが行進し、最後には沐浴するのです。
バラナシやリシケシで沐浴見てもいまいちその重要性がピンと来ていなかったのですが、この本気の人たちを見たら沐浴とはこういうことなのかと少し実感した気がします。

日本人からすると汚いガンジス川の沐浴なんて微妙な人が多いでしょうが、こういう感覚でインド人は沐浴しているのでしょうかね。
何故真っ裸なのかはよく分かりませんけど。どうやら裸なのはシバ派の人たちのようです。

時間と場所がよく分からなかったので2時に起きて2時半に出かけて3時半頃から散策し、それっぽい場所でスタンバイしていたら5時55分から見れました。どうやらパレードが始まってから最後のガンジス川&ヤムナ川合流地点に移動して来るまで結構かかるみたいですね。私はゴールで待っていましたのでかなり時間がかかりましたが見れて良かったです。



インド人に聞いたらこれはMain Bathの日限定だそうで、明日の朝にこれはないそうです。着いて早々にこれが見られてラッキーでした。
次は21日の朝がチャンスかも? とも思いましたが21日にはありませんでした。初日限定なのでしょうか?

裸な上、早朝で気温7度しかないので震えてます...





クンバメーラ会場の寺院からの展望

2019-01-15
クンバメーラで展望の良い寺院に登ってみました。
ここから見える範囲でクンバメーラの10分の1あるかどうか? さっぱり規模感がわからないくらい広いです。来場者数も多いですけど敷地も広いので意外に混雑はそれほど感じません。というか空いている印象すら受けます。
日本の有名な祭りの方がよほど混雑している気がします。





クンバメーラ会場で見かけた興味深い人達

2019-01-16
ずっと単焦点の標準レンズ相当ばかり使っていましたが、今度の新しいコンデジが40倍ズームなので意外に構図の自由度があって面白いです。
遠くからまるで隠し撮り状態で撮れてしまいます。今までミラーレス一眼でしたがこの新しいカメラはコンデジで、コンデジなのに機能が良くてカメラの進化に驚いています。使いやすくて思い通りに撮れるので気に入っています。

女性ももっと撮りたかったのですが、実はサドゥやスワミはほとんど男性なので女性はサリー着たメイドさんがいるくらいです。





クンバメーラのPanchayati Akhara Bada Udasin

2019-01-16


リシケシ近郊のハリドワールにある Panchayati Akahira Bada Udasen というアシュラムのクンバメーラ・キャンプのレベルが他所より格段に立派で度肝を抜かれました。日本人がキャンプと想像したらこれですよね、という清潔さで、私はクンバメーラ全体の2割もまだ見ていませんがその中ではトップの数パーセントに含まれるであろうくらい全てが素晴らしいです。

場所によってはスラムっぽいキャンプが半数以上を占める中で、ここの立派さは異常です。まあ、宿泊テントの中は見てませんけど見える範囲ではきちんと硬いドアがある時点でカルチャーショック。よそのテントは布で仕切られているだけです。普通のテントも敷地内にありますけど、普通のテントすら綺麗に見えます。インド人、やればできる子じゃないですか。

もちろんクリヤヨガのキャンプともレベルが数段違います。クリヤヨガのキャンプはスラムをちょっと小綺麗にしたレベルですから、クリヤヨガの滞在者がここを見たらそのレベルの違いに凄く落ち込むかもしれません。

この団体は、なんとチャイが誰にでも無料っぽいです。食べてないですけど食事も誰にでも無料っぽい感じです。

人は皆親切で落ち着いていて誠実で元気そうで、クリヤヨガにいた人たちの、内にこもっているかのような少し落ち込んだような不思議な雰囲気とは全然違います。ここはきっと、本気でしっかり修行しているんだな、という雰囲気です。基本的なカルマヨガ的な奉仕の精神が伝わってきます。雰囲気が軽いです。かと言って浮ついている感じもなく、基本はニュートラルですが、話せば親切に対応してくれます。まあ、彼らは英語が苦手のようなのでコミュニケーションに難はありますが。

そう言えばクリヤヨガではあまりカルマヨガの奉仕っぽい雰囲気はリシケシのアシュラムでもクンバメーラのキャンプでも、どちらもあまり感じませんでした。ここは奉仕の精神があるので基本的なところがしっかりしていると推測しました。クリヤヨガは瞑想ばかりしているとバランス崩してそうなるのかなあ? とも想像しましたが確証はありません。

ここのアシュラムはハリドワールなのでリシケシのすぐそこですから、きっと修行者が多く集まるのでしょう。ここには修行が進んでいそうな雰囲気の人が大勢いました。なんとなくそう思っただけですけどね。

英語が話せる人があまりいないのが問題ではありますが、リシケシのすぐそこですから機会があれば行ってみたいと思います。

今日は遠くまで歩きましたが、ここの発見が一番の収穫です。

・・・って、再度調べてみましたら、ここローカルの寺院にも似た名前のがあって、なんだかよくわからない感じです。英語があまり通じないのでイマイチよくわからないです。まあ、どちらにせよヒンディー語のみだと私はなかなか行きにくいところなので今すぐどうこうというのはないのでさしあたって問題はないのですが。





クンバメーラ2019ヨグマタ相川圭子キャンプを見学 (クンブ・メラ)

2019-01-18
インドのクンバメーラ(クンブ・メラ)2019にてヨグマタ相川圭子のキャンプを発見。ほんとにあるんですね... ただ、いまヨグマタはここにはいないそうです。



パイロットババジっぽい人が人々に祝福を与えていたので私も列に並ぶことに。(別人かも?)
正座から足元にお辞儀しておでこを床につけるのですが、このグルジが貫禄あって皆のお辞儀に全く違和感がないです。こういうのがカリスマのあるグルジなんですねえ。しかも嫌味っぽくなくて超自然体。確かに修行進んでいそうです。弟子たちも落ち着いているので、真面目にきちんとやっているところなのでしょう。

私も皆と同じようにおでこを床までお辞儀したけど自然な感じでした。私はここの信者ではないしヨグマタの本もほとんど読んだことありませんけど、祝福を受けるのは誰でも良いみたいな感じでした。

ふと思いましたが、クンバメーラはお祭りであることはもちろんですが、ヨガ団体の展示会みたいなものでもあるかもしれませんね。ヨガの人たちは一生に1人のグルとか言っていますけど多くの伝記を読むと複数人数から教えをもらうのがほとんどな気がしますしね。良い人たちが集まっているところにもっと人が集まるし、逆もまたしかり。

その後、急に具合悪くなって、隣が政府の無料アユールベーダ病院だったので薬をもらいました。しばらく安静にします。3時間ほど眠ってから帰ってきました。
具合が悪くなったらすぐそこに無料の病院があるなんて、なんて運が良いのでしょう。
きっとグリーンサラダが原因ですね。
バンガロール長期滞在時はお腹が強くなって、お腹が痛くなっても半日で回復していましたが、久々に滞在したらお腹が弱くなっているみたいです。
ただ、最初にインド旅行した時は4~5日調子が悪かったのが、今回は1日半くらいで回復してきたのでまだ耐性は残っているようです。



ヨグマタのキャンプ(ブース)がクンバメーラにあることがあまりよくわかっていなくて都市伝説の類いと思っていましたが、この看板と写真の大きさ本気ですね。家の作りもよそより随分としっかりしていました。



クンバメーラの大ホールでライブ鑑賞

2019-01-18


今日は大ホールでライブ鑑賞。クンバメーラの催しです。この人たちはインド人には有名っぽいですが詳しくは分かりません。歌詞が分からなくてもインド人の曲はリズムが良いせいか何なのか普通に楽しめます。最近は音楽をあまり聞きませんが、たまにはこういうのも良いです。





クンバメーラの堂々としすぎなドラッグ密売人

2019-01-20
クンバメーラ会場を歩いていたら変なインド人が「スモーク、スモーク!」と言って話しかけてきたのです。私はタバコは吸わないのでそう伝えても何故か引き下がらず懐から何か鉄の塊を引っ張り出して口に当てるそぶりをして「これだ、これだ」と言います。なんじゃこりゃ? この鉄の塊、初めて見たぞ... するとその変な男が懐からもう1つの袋を出して「これだ、これだ」と再度言いますが、何のことかよく分からないので「なんじゃこりゃ?」と聞いたら「ドラッグだ」と言うではありませんか。はぁ~。すぐ目の前に特設の警察出張所があるのに堂々とドラッグ売りつけてくるような場所なんですね、ここ。警察が見ていますよ。



私がたしか2006年頃、初めてインド旅行をした時にバラナシで数回ドラッグ買わないかと言われて無視したことがありますが、その時はこっそりという感じで密売人が話しかけてきたのに、こんなに堂々としていて、しかも写真撮らせてくれと言ったら普通に撮らせてくれるなんて、なんて堂々としているドラッグ売人なのでしょう(苦笑)

ドラッグがこういう形をしているなんて初めて知りましたよ。まあ、あんまり興味ないですけど。話のネタ程度ですね。まあ、北のカシミールとかにはドラッグ多いらしいですし、外国人が集まるゴアとかバラナシとかには売人が多いという噂は聞きますけど、バナラシは上のような感じでしたし、ゴアにしても私は滞在が短かったせいか、ドラッグなんて聞いたことないですけどね。まあ、聞けば教えてくれるのかもしれないですけど、興味ないので。

それにしても、旅行記とか読むとドラッグのことがよく書いてあってインドはドラッグ大国だというイメージが元々あったのですが、実際に旅行してみるとドラッグなんて接する機会は皆無というか、上に書いたバラナシ(2006年)以降は全くそういうことがなくて今回13年ぶりにドラッグの売人に話しかけられました。しかもこんなに堂々としている密売人がいるんですね(苦笑)

もちろん私は買わなかったのですが、写真を撮ったのでチップをくれと言われてチャイ代10ルピー(約18円)渡しました。



クンバメーラ、ヴィヴェーカナンダのキャンプ

2019-01-20
ヴィヴェーカナンダのキャンプを発見。西洋に広くインド哲学を広めた初期の巨人の1人で、私も「ラージャヨーガ」本を読んで勉強になりましたが、どんなところかと思えば意外にこぢんまりとしています。割と普通というか巨人にしては普通すぎて、イメージより随分と小さいかも。





クンバメーラ、ISKCONテンプルのキャンプ

2019-01-20
ISKCONテンプルのキャンプも発見。敷地が他の普通のとこの2倍以上ありますね。巨大で、割とガラガラです。一部はまだ設営中のようにも見えます。期間が始まってオープンしてもまだ工事中なんてインドでは割と普通ですけど。
さすが世界中にある団体なだけあって規模が違いますね。





クンバメーラの小さなショー数々

2019-01-20


クンバメーラ会場では毎日どこがしかで小さなショーが催されていますね。インド古典ダンス? からよくわからない民族風な踊りまで多様です。





クンバメーラでスリに遭いました

2019-01-20
リクシャで財布落とした? → 後から思い返すとこれはスリですね。ポケットからそう簡単に落ちるわけがないです。

被害3万円くらい?
クレカは1枚だったのですぐ止めて被害なし。
3万でもリクシャドライバーからしたら数ヶ月の稼ぎだから絶対戻ってこないですよ。
すぐ気付いて急いでそのリクシャに駆け寄ったらすぐに出発して逃げたっぽい。
今まで運が良かった分、油断したかも。
今回は別途カード複数枚と現金あるので旅行は続行できますけど。
普段はインドでこんなに持ち歩かないんだけど先日鉄道チケット買うために多めに入れておいたらそのままで被害が大きくなりました。
リクシャドライバーが途中でお金くれと言ってきたのでおかしいなと思ったのですが、財布の中身と場所を確認した上でもしかしたら最初からスル気だった可能性もなくはないですが。

→警察のレポート作った後、落とし物が集められるちょっと大きめの警察署に行って届け出がないか聞いてみたがまだないという。携帯番号伝えて連絡待ちに。インドでこれはダメ元だがこれ以上できることはないです。

→昔なら慌てていたところだが最近は落ち着いたものだ。まあ、どうにかなりますよ。戻ってくる所以があるなら戻ってきますし、戻ってこないならあの人にお金が必要だったのでしょうよ。神の導きじゃないけど、全ては完璧ですので。
いつもならホテルの部屋の鍵を財布に入れるのですがここ最近は何故かズボンに入れていたのでその被害もなし。クレカ再発行がちょっと面倒なのと現金失っただけだから問題というほどでもないかな。いや、現金失ったのは問題の筈だけど最近はどうも寛容が増えすぎて自分がよくわからない。なんでも許しすぎ。

→後から思い返すと、途中でお金を先にくれと言ったのが普通と違った。更に途中で左の方に私の体に押し付けながら何かを叫んでいた。乗客探しだと私は思ったが、もしかしたらそれはダミーで財布探っていたのかも。だとしたら計画的なスリのリクシャドライバーだな。ドライバーの横に座れと言ったのも計画的だろう。なかなかスムーズにやられると気付かないものだな。

そもそもの鉄則としては財布にあまり入れないのが基本。普段はそうしているんだけど鉄道チケット購入時とか両替後とかは財布が膨らむので、こういうタイミングで油断するとやられるんですね。

慣れた頃が危ないっていうけどその通りですね。

病み上がりで元気なかったところを狙われたかも。

自然に落としたなら財布の中身はあげても良いけど、意図的なスリなら適切な罰を確実に与えてくれるように神様に何度も何度もお願いしておきました。

その後、ただの夢かもしれないですけど、太った欧米人がリクシャに乗ってドライバーが同じようにスリしようとしたがバレてボコボコに顔殴られ鼻血が出て、猿相手のように腹蹴られて半殺しにされてから警察に突き出される夢を見ましたので、やっぱりスリだったのかなあ、という感じですよ。まあ、夢ですけど。真実はわからないですけど、ドライバーの不可解な行動からしてあれはスリですよ。私の分だけでこんな半殺しにはならないでしょうから、こりゃ常習犯ですね。まあ、夢での話ですけどね。この手の夢の正解率は五分五分ですね。ちょくちょく当たりますよ。

財布がなくなったのは本当の話、スリかもというのは論理による推測及び勘によるもの。罰は夢の話です。



海外旅行で両替所は時代遅れだと感じました

2019-01-21
超久々にAllahabadで両替所を使っていますが、個人旅行ではもはや現金の両替とかする時代じゃないと思いました。



探しまくった挙げ句ようやくたどり着いた両替所。Allahabadでは唯一の両替所専門店らしいです。観光地以外ではこんなものかな。ホテル近くの銀行に1.5km移動して行ったら受付ていなくて、大きな銀行に6km移動して行ったら口座がないと両替できなくて、最終的にもう3km移動してトーマスクックに来たけどGoogle Mapの位置が違っていて探しまくって疲れました。半日潰れたし移動費もかかりましたし、何よりたらい回しでクタクタ。

今までのように現金は空港到着時に移動費を交換するだけがいいですね。後は緊急用。基本はやはりクレカのキャッシングですね。



クンバメーラで再度の早朝パレードを見ようとしましたが失敗

2019-01-21
今朝は再度クンバメーラの(裸の)早朝パレード見学しようと思い、早起きしました。

現在5AM。
今朝もあると聞いていましたが同じ場所ではないっぽいです。
人によっては今日はないとか、それはあっちだとか、いやこっちだとか、警備やスタッフっぽいのに適当すぎる。インド人あるある。

そろそろタイムアップ。

現在6:10AM
→先日見たところに戻ったところ、知っている警備員がいました。今日は6時にセクタ12を出発して20分でここまで来るとのことです。あと10分! 移動が意外にあっという間なんですね。

現在6:15
→ 来る気配なし。他の警備員言うには、ここじゃなくてセクター9だという。めっちゃ遠いじゃん。その横の警備員が「いや、セクター8だ」とかいうけど8と9って随分離れてるじゃん。警備員くらいスケジュール把握しといてよ。これがインド・クオリティ。これでもインド的には「完璧」になります。皮肉というよりインド人的な真実。

クンバメーラは数日で十分でした。8日は長すぎ。失敗。
失敗も完璧のうちだから良いですけど。

■雑感:インドは卒業でいいかも
その後、両替しに行ってたらい回しにあったり色々で、ちょっと退屈というか倦怠感が出てきました。

インドの物価がどんどん上がっていて、多少値下げしても日本とそう変わらない価格か日本の3割引くらいのことが多くなってきたこともあり、私にとってインドは 「卒業」 でいいかな、という気ががしてきました。 値段が上がる一方で衛生面は昔のまま、インド人の不愉快さも昔ながらですし、値段だけが上がって満足度がそのままであれば微妙ですよね。 この不衛生さと不愉快さと汚さ、ズルさ、盗人の多さであればせいぜい物価1/3が限界で、それ以上は来る意味ないと思います。もう閾値を超えています。

ヨガは確かにインドにアドバンテージがあるとは思いますが今はインド人が世界中にいますし、インドに来ることは必須ではないかなという気もします。どちらにせよ自分の自己鍛錬のものですから基本は自宅近くで行うものだと思いますし。

ヨガする場所として世界中からインドを選ぶことはあるかもしれないですし、またしばらくしたら来たくなるかもしれませんけど、今回、生まれて初めて財布をすられたということは、インドの方から「もう来なくていいよ。バイバイ」って、インドが私をフッてきた感じがしました。まあ、気のせいかもしれないですけどね。タイミングとしてもなんとも絶妙でしたね。ちょうどよい区切れ目というか。

インドの8割の観光地は見たと思うし、今回ので、とりあえず見たいところは他にはほとんど残っていない状態になるので、卒業にはちょうどいいかなと。

まあ、インドにフラれてしまったので仕方がないですね。13年目の区切れ目かなあ。まあ、ヨガは世界中どこでもできますしね。またインドでヨガはするかもしれないですけどね、でも、心情は今までとは違うかも。そういえばネパールにはまだ行っていないので今度はそのあたりを攻めても良いですしね。普通にアメリカのビザ受かればアメリカでいいんですけど。

まあ、その前に、そろそろ次の仕事とか考えますかねえ。いまは晴れて無職ですからねえ(苦笑)

ぶっちゃけ、やりたいことはほとんどし終わったのでいますぐ寿命でぽっくり死んでも全く満足なんですけど、まだまだ体は元気ですからねえ。どーしたものですかねえ。



クンバメーラ、ヨガナンダSRFのキャンプ

2019-01-22


ヨガナンダのSRF(Self-Realization Fellowship) キャンプを発見。瞑想ホールのオーラが凄くてビビりました。これは本物ですね。キャンプですので施設は簡易的ですし騒然としているクンバメーラの中にあっても静寂のレベルがかなり違うということはここにいる人たちのエネルギーレベルがかなり高いように思います。



スタッフに聞くと、ババジのクリヤ・ヨガを正統に正しく継承しているのはここだけだと言います。あれ? なんだか似たようなことをリシケシのシャンカラナンダのクリヤ・ヨガ・アシュラムでも聞きましたね... お互いにそれぞれが正統を主張しているんですかね? そう言えば口コミサイトで、過去にクリヤ・ヨガの派閥闘争があったとかチラッと読んだ気がしますけど、今はそれぞれ勝手に正統を名乗っているのかもしれないですね。私としてはどれが正統かは分かりませんけど、エネルギーの高さで言ったらここはかなり高いと思いました。エネルギーの質もちょっと違うかも? 同じババジ系列なのに雰囲気が違います。

リシケシのシャンカラナンダのクリヤ・ヨガの先生は「ヨガナンダのところはテクニックを簡単にしてババジのテクニックを全部伝えてはいない。完全なのはうちだけだ」と言っていましたが、実際にヨガナンダのところを見た今としては「だから何?」という感じです。むしろ、現代の覚者が現代人向けにテクニックを解きほぐしてくれたことの意義の方が大きいと思います。

ここは、クンバメーラのクリヤ・ヨガ・キャンプに行ったときのような違和感も感じませんでしたしね。

ここはちゃんとやっているところですね。基本的なところがしっかりしているという印象を受けます。シャンカラナンダのクリヤ・ヨガの先生のように言葉の説明の中に煽りがありませんし、何より言葉の1つ1つ、行動の1つ1つが落ち着いていて好感が持てます。シャンカラナンダの方は人々がちょっとドヨンとした感じでしたが、ここにいる人たちはそんなこと全然ありません。凄くパワフルです。エゴの力強さではなく、基本的な生命力の強さがあるように感じます。おそらくその生命力の強さが根源的な「愛」とか言われているものなのでしょう。

いろいろなところをちょっとづつ見学できるのはクンバメーラの良いところです。

クリヤヨガ系列はその始祖のババジから始まっていてババジの弟子は沢山いるのでババジもクリヤヨガもヨガナンダも全部クリヤヨガ系列で、クリヤヨガを名乗っている団体が多いので未だに混乱します。しかも、パタンジャリのヨガスートラなどにも基本的概念でクリアヨガって出てくるので団体名なのかヨガスートラの話なのかも最初は混乱するのです。

そんな同じクリヤヨガや同じババジでも団体によって随分と雰囲気が違うんだなあ、と思いました。

寝床は雑魚寝のドミトリですが広いのでシャンカラナンダのクリヤヨガより1人あたりのスペースが十分にありそうです。あちらは畳1畳の割当でしたからね... しかも一泊5,000円(苦笑) こちらは値段を聞いても外国人料金は問い合わせてくれと言われました。

そう言えば、そもそもクリヤヨガには瞑想ホールすらなかったですしね。あるいはあの小さいテントが瞑想ホールだったのかもしれないですが。

ヨガナンダのところは1年間練習を続けたらイニシエーションができるそうです。ここのスタッフが言うには、よそでいきなりイニシエーションを受けさせるのは間違っているとのこと。それは確かにそうだよねえ、と妙に納得しました。よくわからないうちにイニシエーション受けさせてドネーションっていうシャンカラナンダのクリヤヨガは違和感ありましたからね。そちらのスタッフの説明も納得いかないものでしたし。お金儲けと思われても仕方がないです。

ヨガナンダのところは有名すぎて今まで割とスルーしていましたけど、このブースを見て見識を改めました。



郵送でレッスンが送られて来るんですね。それでUSD15は安いような?
最初のレッスンはおそらく凄く単純なものですね。それを半年続けられるだけでも大したものだと思います。
次にイニシエーションってありますけど、料金はどうやら完全寄付制っぽいですね。なんだか太っ腹ですね...

「ババジのクリアヨガ」もクリアヨガ系の団体の1つのようです。ここはヨガナンダのSRFを随分と叩いていますね。クリアヨガの本家を名乗るために冷戦状態なんですかねえ? このあたりはよく分からないですね。私は30分も滞在していなかったので、奥深いところには何かがあるのかもしれないですね? ヨガでも団体間で色々あって、どことは言わないですけどよそを全否定してくるところもあるようですからねえ。

詳しく書きますと、リシケシのシャンカラナンダのクリヤヨガの先生(クリヤヨガありすぎてこう書かないと特定できない)が次のように言っていましたね。
「シャンカラナンダだけがオリジナルのババジの教えをそのままに現在まで変えずに伝えている。ヨガナンダは西洋の人々に広めるために簡単にしてステップを細分化した。ヨガナンダのところではオリジナルのクリアヨガの最終ステップまで教えておらず、西洋向けの簡単なステップだけになっている。」
ということで、シャンカラナンダのクリアヨガ的には、ヨガナンダのSRFは簡単バージョンみたいです。どこも自分のところが正当だとか一番だとか主張して譲らないのでクリアヨガは宗派間で冷戦状態ですね。

実際にシャンカラナンダのクリアヨガの6ステップを見てみますと、内容は教えることができない(そういう約束になっている)のですが、まず最初のステップでヨガでそれなりに有名なアレが出てきて、まず一番最初のステップでいきなり躓きます。古典的には昔の人は良くやっていたのでしょうが、現代人がこんなの難しすぎますよ。不完全でも良いから挑戦するようにと言われますが、こんなの、最初のステップがまず出来ていない人がほとんどではないでしょうか。更に、ステップ1(クリア1)の最後の方でアレが出てきて、それが出来るのは相当ハイレベルのヨーギですから、真似だけするように言われますが、ここでもまず躓きます。というか、普通できないと思います。後、噂話で聞いたのですが、ステップ4~6(クリア4~6)は息が自然に止まって各種サマーディ状態でそれぞれ行うとのことで、しかも教えはテレパシーで行うとのことなので、まぁ、無理でしょう。

ですから、オリジナルのクリアヨガの最終地点の方がレベルが高いのかもしれないですけど、現代人にとってはそんなことよりも場の雰囲気だとかエネルギーの高さの方が重要だと思うわけです。本当にそんな高いクリアをしている人が大勢いたらエネルギーのレベルも高いと思うんですけど、シャンカラナンダに言わせれば簡単バージョンの筈のヨガナンダのところが高いエネルギーを持っているのは理屈に合いません。これは本が有名だから大勢集まっているということなのかもしれないですけど。

シャンカラナンダのところの先生が言うには、SRFはヨガナンダが最後のグルでその後のグルはいなくてシャンカラナンダだけが現在に残っているクリアヨガの唯一のグルだ、ということですけど、実際のクリアヨガのブースは先日書いたように微妙でしたので、その追及はもういいかなという感じです。また後になって印象変わる可能性はもちろんありますけどね、それはその時です。

インドで財布をすられてインドに「バイバイ」と言われた感じでもありますし、「ここじゃないんだよー」と言われている感じもします。インドは広いので地域限定なのかインド全体なのかはよく分からないですけど、数日後から南インドも再訪するので、その印象で当面の方向性は決まるでしょう。 リシケシいる間は、再度インドで働くという選択肢もあるかなぁ? と想像していましたが、今はインドに「君がいるべきなのはここじゃないー」と言われている感じもします。私の気持ちとは裏腹に、なんだかインドにフラれた感じ。フラれたらしつこく付きまとわずに離れて普通のお友達でいるのがいいのかも。



クンバメーラでの早朝沐浴とプラヤーガ

2019-01-22


月が綺麗です。ガンジス川とヤムナー川の合流地点で皆さん沐浴。私は手だけ洗って十分です。



確かにここの水は肌がすべすべになる気がします。健康は知りませんけど。調子に乗って全身浴して寝込んだ日本人の噂はよく聞きますけどね(苦笑) この時期、さすがにインド人でも寒いのは寒いみたいで震えている人が多いです。



以下はこのガンジス川とヤムナー川の合流地点に関するヨーガ聖典「シヴァ・サンヒター」の記述です。クンバメーラ現地ではアラハバードの別名であるPrayagaが多く使われていました。



■聖なる合流点
ガンガー河とやむなー河の中間にかのサラスヴァティー河が流れている。この3つの河の合流点でみそぎをしたならば、その幸運児は至上の境地(解脱)に至る。我は前に、イダー気道はガンガー河、ビンガラー気道は太陽の娘(ヤムナー河)、その中間にある気道(スシュムナー気道)はサラスヴァティー河だといった。これら3者の合流点は最も近より難い所である。この3河の合流点として古来尊ばれた地はプラヤーガ(Prayaga)と呼ばれた。今のアラハバードである。
「続ヨーガ根本経典P278より」


BGM:Copyright(C) Music Palette



対岸のシバテンプルとクンバメーラ特設イベント会場

2019-01-22
Uberを使って10km走り、川の対岸の小さなシバテンプルと特設イベント会場&特設簡易インド歴史博物館に来てみました。キャンプが川沿いにかなり長く続いていますが、幅は割と細いです。どうやら私がいつも行っているあたりがホットスポットのようですね。であれば大体は見たということにしてもいいのかもしれません。まだ時間があるので北端の方にも行ってみたいと思います。



川向こうに行くときはUber、戻る時はOlaを使ってみました。Uberは運転手の操作で勝手にチャージですがOlaは顧客のOTP(One time password)数字4文字を入れてサービス開始なんですね。なるほど。
Uberの方が料金ちょっと高くて運転手も笑顔です。Ola運転手は最初からちょっと不機嫌かも。



クンバメーラのブラーマ・クマリス ( Brahma Kumaris )

2019-01-22
たまたま通りかかったブラーマ・クマリス ( Brahma Kumaris ) という聞き慣れない団体は意外に凄くて、私は知らなかったのですが全世界に組織があるようですね。説明員がついて解説してくれる徹底ぶり。日本にも東京・大阪・広島にあるようです。



どうやら国連でスピーチしたこともあって、活動内容が多岐に渡っていてビビりました。これ、そんじょそこらのNGO/NPOより遥かに世界平和に貢献してるじゃないの。こんなに凄い団体もあるんですねえ。

説明を聞く限りではしっかりした教えというかヴェーダンタとヨガの基本に根ざしていて、ちゃんと真面目にやっているという感じがしました。宗教ではないというスタンスなのでキリスト教徒も活動しているようです。



クンバメーラで再度の盗難被害

2019-01-23
なんとクンバメーラ会場で先日の財布盗難に続いて本日バッグも盗まれ、スマホとカメラも失いました。財布取られたばかりのに油断しすぎでした。今まで運が良すぎたのでしょうか。今更ながらスマホのGoogle Mapなしの旅行をするのはかなり大変。スマホで暇つぶしも出来ないし。古典的な辛子か何かを首に投げつけて洗わせる手法で、まさか私がこんなのにひっかかるとは。単に蚊にさされただけかと思ってしまったので油断しました。もっと激烈ならすぐに気付いて逃げたんですけど、そのうまいところをつくのでしょうか。こういうのって普段の元気な時はそうそう引っかからないと思うのですが、体力落ちて風邪で熱っぽくなっているところを狙われたのかもしれません。

北インドでも「親切そうに話しかけてきて実は盗人」ってのがいることが今回わかりました。北インドはもっと分かりやすいと思っていました。

■手口
主犯格と思われる男が私をターゲットにしたらしく、私が道を歩いていたら売店からただの親切な人を装って「おーい。おーい」と言ってこっちへ来るように言いましたが私は無視。まあ、この時点では普通のインド人にしか見えません。見分けがつかないです。その後しばらく歩いていると、前を歩いている男が急にしゃがんだので私は一瞬停止してからすぐ横に避けたのですが、その止まった瞬間を狙って後ろから片手が伸びてきて首に何かをなすりつけました。後ろから来た男は左の方へと素早く去ってゆきます。片手が見えたのでやられたと思いましたが、単に汚い手がぶつかっただけかとも思いました。これってば正常性バイアスかもしれないですね。もっとリスクある方に考えるべきでした。

すぐに首が熱くなってきたのですが、最初は蜂か蚊かここに特有の虫に刺されたのかと思いました。よく分からない痛みだったので蜂ほどではないにせよ類似かと思いました。

そのまま少し歩いたのですが、ちょっと洗いたかったのでまず私はトイレかシャワーの蛇口を探しましたが、見つかりません。するとどこからともなく「こっちだこっちだ」とか声がします。こういう油断している時にこのような導きの声ってついつい従ってしまうんですよね。どこかのキャンプの中のシャワーを借りようかと思いましたが、誰かが体を押して「これだ、これだ」とプラサード(ちょっとした食事)を配っている横にある飲み水コップを指して、それで洗えばよいといいます。まあ、とりあえずそうすることにして、上着を脱いでバッグを横に置いてシャツを脱いでコップで背中を何度か流して、ふと気付いたらバッグがなくなっていました。

もっと水使えば良いとコップに何度も水を差しだす係がいて、その係はどこか目が点になっていて、助けているというよりはびくびくしながら動いている感じですから、役割の1つの子分でしょう。その後ろでバッグが動いていたに違いありません。一瞬で取られたわけです。

その後、バッグを探して右往左往しても見つからず、その場に大勢いたプラサードを食べている人たちに聞いても顔がひきつっていて何も言いません。これは英語が通じないのが1つと、それと、英語がわかっても怖くて何も言えないのだな、とすぐに理解。だめだこりゃ。

すると、人込みの向こうから善良な市民を装っている主犯格がやってきて、「どうしたんだ」とか言ってくるので簡単に状況を伝えると「警察が探してくれる」とか言うけど探すわけがないのでとりあえず無視。警察レポートは後でも作れる。私が動こうとするとそれを遮るかのごとくかなりの人が私の周囲で止まって立っているから、これは、全員がグルだなとすぐにわかる。誰か1人くらい絶対に見ていた筈ですよ。外国人は目立ちますからね。

この時点でスマホとカメラが盗まれたことを言ったので主犯格もそれを知る。

その主犯格がしつこくバイクに乗って警察のところまで行くよう言うので、歩くのも面倒なので、全員グルだとは思うがバイクに乗って警察に移動。街中じゃこんな危ないことしないけどクンバメーラ会場は砂地だからいざとなったらいつでも飛び降りれるのでとりあえず乗った。するとどうやらちゃんと特設警察所に連れてきてくれた。なんだ、嫌がらせで遠くに運んで大勢で取り囲んで財布まで取るパターンかと思ったがそれは違った。

その主犯格は特設警察署でバッグの中に何が入っているか警察に証言して証書を書いてもらうところに立ち合い、子分が隠しているバッグの中身を子分がネコババしないかチェックするのが目的だったようだ。

何故そう思ったかと言いますと、その男が頭悪いのか、或いは、私がどちらにせよ何もできないと舐めているのか、私が中身を言う前にも関わらず「中には何が入っているんだ? 石と、それから体に付けるマッサージ用の液体と、それから何だ?」とか、ノコノコと言ってくるではありませんか。はあ? 石だとか液体だなんて一言も言ってないですよ。マッサージ用液体じゃなくて咳止め用の薬だぞ。自分で言い間違えるわけがないし、中身を見たコイツの子分がマッサージ用オイルだとレポートしたのだろう。ここまで言われたらすぐにわかりますよ。この男が主犯なんだなと。この男、そう言うことで私に気付かせてその反応を勉強しようとしているのでしょうか。であれば、何度も何度も同じ詐欺を繰り返していてPDCA回したあげく、警察をおちょくりながら証言を聞くくらいの肝っ玉の座りよう。刺激を求めてなのか警察と被害者をナメきってそのような餌をたらしているような極悪人だと判断。私が「おい!そんなこと言っていないぞ。おまえが犯人だろ!」とか言ったところで、実際その場に英語が話せるのはその男と警察の人が片言だけで、そこを突っ込んでもヒンディー語で話して無視されたら終わりだし、抗議したところで、実際に物と金が戻ってくるとはとても思えない。ここが警察ですから殴るわけにもいかないし野生児インド人のマフィアのボスなら喧嘩が半端なく強い筈だし仕返しが怖いので、分かっても無視するくらいしかできないです。全て把握した上で善良なインド人を装っている主犯格は、おそらく警察もわかっているが捕まえられないのだろう。警察のこの男への対応は苛つきが見え隠れしている。

それにしても、詐欺師の主犯格が堂々と被害者と一緒になって話を聞きだすなんて、こんなこともあるんですねえ。この男、普通のインド人っぽいので町で会っても詐欺師だとは分からないですよ。それと、恨みを緩和するためなのか何なのかその主犯格の男が「おい、インドと日本は友達だよな?」とか何度も合意を求めてきたが無視。こういう詐欺師ほど自分への評価を気にするだろうから、無視してお礼も言わないのが一番。

それにしても、ここまでPDCA回して子分を使って団体戦して詐欺するくらいなら普通に商売して稼げばいいのに、こんなことに無駄な努力を使う奴らだな。

こういう被害に会うと、スラムは永遠にそのままほおって置くのがいいのかも、とか思ったりもします。悪人の牢獄みたいなものです。見どころのある若者は1人づつ見極めて助け出せばいいわけで、スラム全体をどうこうする必要はないと思いました。全体の底上げはする必要がなくて分割して見どころのあるところだけ助ければいいんです、きっと。

■被害:
・約10カ月前に香港からの通販で買った1.2万円の激安Androidスマホ(でも十分) こんなの盗むなよ。
・数か月前に買ったCanonのコンデジ(720という数字が付いた型番)購入価格2.7万 データは毎日コピーしているので無事
・現金約5,000ルピー(約7,500円)
・モバイルバッテリー(スマホがないならもう不要)約1,000円
・当日ヨガマタのところで買った本
・10年以上使ったモンベルのダウン・ジャケット(活躍してくれていましたが保温がなくなってきて買い替えを考えていた頃です)
・当日買ったちょっとしたお土産

保険の携行品被害は3,000円の免責なので細々としたものは申請しても無駄で、スマホとコンデジくらい。経年劣化もあるのでスマホは数千円、コンデジは新しいので1.5万円くらいは返ってきてほしいところ。物は買いなおせばいいんだけど、カメラのデータとスマホ、特にGPSがないのは現代では辛い。バンガロールでスマホ買うかもしれないです。

力ずくで奪う人もいるだろうし、頭で騙して来られただけまだマシだったかな。

昔はGPSなかったから最初からタクシーかリクシャに乗ってしまっていたから被害少なかったというのもあるかもしれない。今はGPSあって細かく出歩けるので色々と被害が増えているのかもしれない。

1回目の財布盗まれた時はまだ冷ややかでしたが、今回はさすがにちょっとムっとしましたよ。カメラはさほど困らないけどスマホは困る。スラム住民が何か奪って行くことに対しては1回目のように許容できなくもないが、今回はスマホがなくなって困るので、私が困るようなことをされるとムッとするのかな、というのが自己分析。財産奪うのは彼らの仕事だから理解できるというか事故にあったようなものと考えるが、私がそれがないことにより困る状況になるのはちょっと苛つく。

ちなみに、カメラのデータは盗難を考えて出来る限りDropboxに毎日退避しています。まだアップロードされていない分はPCにあるのですが、少なくとも毎日PCには移動しているので基本は大丈夫。今後の旅程もあまりカメラを使わない感じなのでさほどの問題にはならない。

スマホがないことについては、GPSがなければ移動がかなり面倒だから後の行程はタクシー重視で移動するかもしれないです。もしかしたらもうインドはあまり旅行しないかもしれないのなら、タクシーでもいいかなと。

■罪と罰
今回は完全に詐欺ですので、相応な罰を確実に与えてくれるように神様に強く願ってから寝ました。

すると早速、夢の中で回答がありました。夢ですからファンタジー的な解釈です。

回答「今回の詐欺に関わった人は、監視役から実行役に至るまで、全員が更に10の人生だけ貧困とスラムの生活を強いられるであろう。それは確かだ。」(テント生活のイメージ付)

私は夢の中で神(?)に聞きました。

私「彼らの今のスラム生活が更に10の人生も続くなんて、それは1回の罪にしては厳しすぎるのではないでしょうか?」

神の回答「そんなことはない。彼らには改善の余地もなく、罪の呵責もない。未来永劫スラム生活を強いられるか虫けらのような路上生活になる。彼らだけではない。周辺で見て見ぬふりをしていた大勢も同様に、その罪の呵責の度合いに応じて1~3の人生だけ更に貧困が続くであろう。」(見て見ぬふりをした人々のイメージ付)

・・・と聞いたら、夢ですけど、たかが数万円のために10の人生の罰なんて可哀そうすぎて涙が出てきましたよ。やっぱり、見て見ぬふりをするのも罪なんですね。でも、言われてみれば、確かに、心の改善がなければ生活は上昇しないし、他人に相手もされません。詐欺を続けていたら未来永劫スラム生活、というのも当然なのかもしれないです。

と思ったら更に回答が。
「人は良心に目覚めることがある。運命によって貧困とスラムの人生が定められていても、良心に目覚めれば変わる可能性はある。変わる時は一瞬だ。更に10の人生の貧困とスラムの生活を強いられるのは、彼らが変わらなかった時だ。スラム生活の運命から逃れる方法はあるから、貴方が心配する必要はない。」

と聞いたら、安心しました。本人が変わろうと思うまでは当分の間彼らは貧困とスラムの生活を続けるわけですね。納得です。
更に回答「彼らが盗みをするのは生活のためだ。あなたが彼らに近付けば盗まれるという当然の結果だから、彼らに近付かかなければよい。」ということなので、接点をなくした方が良いみたいです。旅行だと勝手にわらわらと近付いてきますけど。

まあ、夢です。ただの夢。

■その後
バラナシでLava Z91というスマホを8,500ルピー(13,000円)くらいで買いました。この値段でスペックは前もっていたのとほぼ同等かちょっと良いくらいなので日本に帰ってからそのまま使えば良いと思いました。SIMカードも買い直して1ヵ月有効900ルピー(1400円)。まぁ、なんだかんだ言ってスマホはすぐに元通りですがインストールが面倒ですよ。