ノートルダム大聖堂、パンテオン、凱旋門

2009-12-30 記載
トピック:フランスパリ

今日はノートルダム大聖堂へ向かう。



ここはかなり混むとのことなので開館時間前に着くように出発。着いてみると、既に長蛇の列が・・・。中に入るだけであれば列はないのだが、上に登るための列が既に凄いことになっている。仕方がないのでそれに並び、開館時間ちょうどくらいに並んだのだが、約1時間待たされてようやく入場。



なぜにこれほど遅いのだろう・・・ と思ったら、どうやら螺旋階段が狭いことと、最後の階段が上り下り両方に用いられているのでスムーズに人を誘導できないようだ。

それはともかく、待ったかいあってかなりいい景色。



ノートルダム大聖堂の後、その周辺を少し散策。南下して何かないか目的なく散歩する。

途中、小さなバーのカウンターでサンドイッチとりんごジュース、それにパナシェ(Panache)というビールのレモネード割りを飲んだところ、これまた好みにあった味ですっかり気に入った。日本でビール飲んでも不味いと思う方だが、なぜかこうして遠くで飲むビールはとても美味しい。ものの違いか、或いは雰囲気がそうさせるのかは分からないが、前にローマかどこかで飲んだビールもかなり美味しかったように記憶している。サンドイッチとりんごジュースとパナシェで10ユーロ10セント。これは安い気がする。



そしてそのバーのすぐそこにあるパンテオンへ。この系統のローマ系建造物は私の好みだ。



パンテオンを見た後、更に少し散歩してからコンコルド広場までメトロで移動。

シャンゼリゼ通りを凱旋門まで歩くことに。



ロン・ポワン・デ・シャンゼリゼというコンコルド広場と凱旋門のほぼ中間地点までは少し足場が悪かったが、その先はお店も歩道も綺麗に整備されている。



シャンゼリゼを歩いた後は、凱旋門の上に登る。長蛇の列ができていたらパスしようかとも思っていましたが、列があったのはチケットの列だけで、登る方はすんなりと入れた。



最初は、凱旋門に登っても大した景色は見れないだろうと想像していたが、案外、かなり遠くまで見渡すことができた。



空が曇ってはいるものの、なかなかの景色。

そして凱旋門からメトロに乗って帰ろうとしたが、駅が見つからない。よく分からなかったのでぐるぐるとしてしまい、一旦凱旋門を向こう側に超えてから少し先にあるメトロの駅からホテルに帰宅。

ホテルの横のバーのカウンターで再度先ほどのパナシェを飲む。先ほどのよりちょっと薄いが、この味、やはりイケる。この値段が2ユーロ10セント。安い気がする・・。これなら度々飲んでもいい。あまり酔わないので飲んだ後も歩くことができるし、ちょっとした休憩にちょうど良い。

そしてホテルで支度をし、先日同様にスーツをまとい、オペラ・バスティーユへと向かう。パレ・ガルニエが1875年完成で、こちらが1990年開演というからかなりの時間の違いがある。確かに設備的には十分過ぎるほどだが、パレ・ガルニエにあったような緊張感がほとんどない。クールな市民ホールといった趣だ。



演目はチャイコフスキーの「くるみ割り人形(THE NUTCRACKER)」こちらはストーリの予習はなし。確か、人形が勝手に動き出して王様や悪者が出てくる話だった気がするが、バレエなので見ていなくても楽しめるはず。

席は1等なのでそれなりに良い席。周囲はかなりスーツおよびオシャレな人が多いが、たまたま左隣の人が民度が低く、ジーンズの上に、まったく止めるそぶりをせずに上演中に咳を何度も何度も出していた。すぐ隣だからうるさいのなんのって・・・。おまけに、それに呼応するようにいろいろなところから咳が聞こえてきた。 後で思えば「うるさいよ」って気づかせるための咳だったかもしれないとも思うが・・・。実際のところはわからん。 先日のパレ・ガルニエでは物音が一切せず、静かで皆が上演に集中していたのと比べるとかなりの差だ。 客層が違うのかな? それとも、たまたま空調が寒いのか・・・。 咳はなるべく音を小さくするようにするのがマナーだと思うが、そういうそぶりが全くない。なんだこの人は・・・。せっかくのクラシック生演奏も、度々の咳の雑音でかき乱される。まったく・・・。 休憩時間に一言言ってやろうと思ったら、休憩時間始まるとするにその横に座っている、彼女と思われる女性が激しく怒り出し、男はシュンとしていた・・・。まあ、なんだかフランス語で話してるみたいだし、私の中途半端な英語で更に言うこともないか・・・ と、横の彼女に任せることに。 何が言うと、言ったこっちも不快になるのでできれば何も言わずに済ませたい。基本的に、ああいうのと関わりあいたくない。

第2幕が始まり、しばらく咳がなかったが何度かまた咳を・・・。 ついには肘でもついてやろうかと思って顔をじろりじろりと見ていたら、それに気づいたのか咳はなくなった。ついに分かったか・・・。横の彼女も甘いな・・・。そこの咳が収まったら、周囲の咳もほぼなくなった。不思議なものだ。

ようやくゆっくりと見始めたころ、物語はクライマックスへ。



バレエは始めて生を見るが、実物の動きはかなり凄く、とても楽しむことができた。
東京でも近所の新国立劇場に行ってみようかなと思う。

そしてホテルに戻るが、ホテル横のもう1件のバーのカウンターで再度パナシェを飲む。やはりうまい。すっかり気に入ってしまった。



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