何年も前に、短期間だがオンラインの英会話クラスを受けたことのあるフィリピン人の英語の先生から久々にスカイプで連絡(チャット)があった。
なんだろう、と思ったら、どうやらレイテ島に元々住んでいたが、台風30号「ハイヤン」の被害で家がめちゃくちゃ、親戚の家も近所はほぼ崩壊、本人は家族と共にマニラにいて、親戚たちは皆、マニラやセブの知人を頼って何とか生き延びているとのこと。家は崩壊して多くの人が行方不明、政府は助けてくれなくてどうしようもない状態。あの場所で生きてきたのが不思議だ、と言っていた。避難所は酷いところで、数日で抜け出してきたとのこと。衛生状態は悪く、食べ物がなかったり、水もない日があった。自分だけならともかく、家族や子供がいて、子供の薬が欲しくても何もなくなってしまってどうしようもない。何もかも失ってしまって、服も足りない。何もないのにどうやって生活を取り戻せばいいのかわからない、と訴えてきた。
まあ、こういう話を聞いて、まず疑うべきなのは本当かどうか、というところなのですが、元々多少は知っている相手だし、こういうことがあるまで数年間もずっと連絡がなかったからもう少し疑うべきなんだろうけど、なんとなく雰囲気というか喋り具合からしてたぶん本当かなー という感じだったのでほんのちょっとだけどPayPalで送金してあげることにしました。
本当の悪人なら、いろいろ証拠(写真)とかいいわけとか用意しておいて、ぬけぬけとそれを言うんだろうけど、用意も悪かったし、何度も同じ言葉をループしながらお願いをしているところを見ると、よほど動転しているのかなあ、と。
まあ、甘い、って思う人もいるだろうね。
でも、まあ、いいのさ。
フィリピンペソにして約2,000、今のレートだと約5,000円。
日本円だとほんのちょっとですが、フィリピンの下層だと1~2週間相当の稼ぎだから、とりあえず生活する分には十分だろう。