中国ビザ更新のため公安局(警察)に行ってきた。
敦煌の町は小さいので公安局まで歩いて向かう。
パスポートの他に、滞在場所の宿泊料金のレシートも持参する。
公安局に入ると、少し質問をされた後に「ちょっと待って」と言われた。
何だろう・・・ と思って待っていたら、しばらくして血相を変えた女の人がやってきて、公安の人と話をし始めた。 公安の人は何やら怒っているのか指導しているのか、厳しい表情だ。 私のパスポートコピーを持っているので、どうやらこの人はホテルのスタッフらしいことがわかる。 中国語で話しているのでよく分らないが、何やら後ろからノートPCを持ってきて女の人にカウンターで何かを入力させているので、どうやら外国人が宿泊しているのにその登録をしっかり行っていなくて怒られていたのかも? 或いは外国人を泊めるライセンスを持っていないとか? でも、7Days innは中国の各所に展開しているチェーンだしbooking.comで予約できるくらいだからライセンスくらいあると思いたいが・・・。 後でホテルを追い出されなかったので、おそらく登録がしっかりできていなかっただけだろう。
そんなやりとりを見ながら待っていたら、他の日本人の男の子がやって来て「ビザを申請したいのですが」とか英語でやりとりをしているのが聞こえた。
すると、公安の人は「貴方はノービザで入国したので15日以内、○○日までに出国しないといけません」と答えていた。 男の子はびっくりした感じで「えっ、私の出国フライトは○○日で、その期限を越えてしまいます」と説明していたが、公安の人は私のパスポートを見せて私の方を示唆しながら「彼はビザを取ってありますから延長できます。貴方はビザがありませんのでここでビザを取ることはできません。○○日までに出国してください」と言われて、すごすごと帰って行った。 横で見ていたが、公安の人は真面目そうな人で、賄賂を渡して発行してもらったりするような雰囲気ではなかった。 中国を長期旅行する前は腐敗&賄賂だらけの国というイメージであったが、今のところ賄賂を渡すような場面には遭遇していないので、意外と皆真面目に働いているという印象だ。
それにしても、ノービザ入国で延長できないという情報は多くあるのに昔の旅行記を参考にしたのか何なのかノービザで入国して延長しようとする人もいるんだな、と思った。 確かに、ガイドブックを見ると「延長できないことがあります」みたいなあいまいな書き方になっているので公安局それぞれの判断なのかもしれないし、場所によって対応が違うのかもしれない。 とある時から対応が変わったのかもしれない。 とにかく、彼はビザ取得を拒否されていた。 彼は一体どうするのやら。
そうして私がしばらく待っていると、1時間以上経ってからようやく「写真を撮ってください」と言うので「写真ならあります」と言うと、それではなく、写真を撮らないといけないという。 ホテルのスタッフが案内してくれたのでちょっと歩いて写真館に行き、写真を撮り、それをそのまま申請フォーマット用紙にそのお店の人が印刷してくれた。 そういうことね。 ただし、59元(約1160円)もするが・・・。 しかも、所詮ビザ写真なのだから適当に取ればいいものを、何やらセットアップして豪華に撮ろうとするし。
そうして申請完了。 結局、1時間半ほどかかった。
預金残高証明書(みずほ銀行、英語版。USD換算の併記あり)も持参していたが、何も言われなかったので出さなかった。
期間は30日延長して6月初旬の9日までになるようだ。 十分だ。
意外に早く出来上がるようで、明日の9時には出来上がるという。
申請が空いているからかも。
この時期は閑散期なのかもしれない。
しかし、明日は観光の予定が入っているので明後日でお願いした。
申請費用は168元(3290円)もしたが・・・。 写真代も含めると227元(4450円)もする。 それなりにかかりますね。
・・・そして後日、無事にビザ取得完了。
昔のビザに何も修正がなく、VOIDとも何とも書かれていなくて、とても離れたページに新しいビザが貼り付けられていた。 これって出国管理官が探しにくいのでは・・・? それとも、そういうものだから問題ないのか。あるいはコンピュータ管理されているので問題ないとか。