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上海 個人旅行 2015年

2015-04-16 記
トピック:中国上海

フェリーで上海へ (大阪港発)

2015-04-10
東京から夜行バスで大阪に到着し、その足でそのまま大阪港へ。
いよいよ出発だ。



購入したチケットについてはこちらを参照

いよいよ出発。



展望風呂もあって快適。

貨客船なのでお客は多くない。



2日目の朝8時頃まで九州の五島列島沿いを航行していたため、Docomoの電波が入って通信も可能だった。 意外と電波は良好だ。 瀬戸内海を航行している時も、もちろん使えた。

そして、3日目の朝、いよいよ上海へ。

朝6時頃起きると既に上海の揚子江に船が入っており、スマホの通信も可能になっていた。

予想以上に船が多い。

川沿いにあるコンテナの設備がとても巨大だ。



定刻が12時着だったが、9時半頃には既に港に着いており、9時45分頃に下船が始まった。

バスに乗って入国審査のビルへと移動し、入国および税関を通過して外に出た。

そこから、ゲストハウスまでタクシーに乗っても良かったのだが、なんとなく地下鉄で行ってみることにしました。 タクシーに乗ると15元前後(約330円)でおそらく着くであろうが、こうして移動することも増えるでしょうから、慣れるため及び限界をある程度把握するために地下鉄で行った。

地下鉄の切符を買い、人民広場駅へ。 そしてゲストハウスへと歩いて行った。

捨てる筈だった下着が入っている、本来ない筈のキャリーバッグを持っているが故に移動がし辛く感じるが、それも最初の1ヶ月だけの筈なので、本来の荷物だけになってしまえば意外と快適な気がした。 背負いのバッグに問題はない。

宿泊先は「上海新易途國際青年旅舍(Mingtown Etour Youth Hostel)」だ。
4泊する。ドミトリで1泊あたり65元(約1270円)




中国の第一印象としては、赴任していたインドと比べて
・インドより30年進んでいる (なんとなく思うだけ)

参考:インドと日本は50年違う (なんとなく思うだけ)


インド人は中国を対等と思っているけれども、民度も中国の方が上だし、清潔感も当然上。 インド人がどういう根拠で中国を対等と思うのかは、数年インド人の近くにいたのにも関わらず根本がよく分っていないところもあるのだが、実際のところ、インドと中国は30年くらいは差があるような第一印象だ。

比較対象は
・インド: デリー、コルカタ、ムンバイ、バンガロール (全て行ったことがある)
・中国: 上海 (北京は10年くらい前に出張で以前行ったことがあるが今回の旅ではまだ。)

さてさて、中国の田舎に行ってこの印象が変わるかどうか。



人民広場~上海美術館

2015-04-13
上海に到着した後、人民広場近くのユースホステルにチェックイン。
ユースホステルは久々だが、立地も良くて、中も意外と快適だ。



到着当日は、人民広場の地下街などを回った。



人民広場近くの劇場。 巨大だ。



そして夜は、上海に赴任中の友人と食事。



どれも美味しい。

このお店は人気のようで、並んだかいがあった。

いくつか重要な中国語表現を教えてもらう。 これが役にたった。
・言っていることがわからないとき「ティングドン」   → 頻出
・店員さん呼ぶ「フーエン」
・いらない時「ブーヤオ」

そして、一番の目抜き通りである「南京東路」を歩く。

道が綺麗で、清潔かつ安全だ。



翌日は、上海博物館へ。

まず、朝食でラーメンっぽいものを食べる。8元(約160円)



そして上海博物館へ。
開館時間の9時丁度に入場。



古い仏像だが、これは私があまり馴染みのない作風だ。
なかなか面白い。
他の美術館ではジャンルとして数点だけ置かれてあるような作風が部屋一杯に広がっている感じだ。



青銅器も、紀元前数百年の質の良い展示が数多くある。
古いものが残っているという点で、さすが中国は歴史がある。



水墨画も、中国人が好みそうな細かな描写の作風が多く展示されている。
日本人はもっとすっきりした作画が好みかも。

一部を切り取ると、そこだけでも絵になる。



そして少数民族の衣装の展示。



チベットの仮面など。



その他各種。



そして上海博物館を出た。



町歩きと豫園商城

2015-04-13
上海博物館を出た後、まずは腹ごしらえ。

28元(約550円)でラーメンっぽいものを食べる。
ラー油につけたラーメンのような感じだ。


そして、歩いて豫園商城の方へ。

途中、小さなショップのたくさん入ったビルを見つけたので入ってみた。
これが噂に聞く中国のミニショップの詰まったビルか・・・。


サンダルを買おうと思ったが、最初45元(約890円)だったのが25元(約490円)まで下がったものの相場がよくわからなかったのでとりあえず買わずに外に出た。 すると、外に出たところにあるショップで最初から20元(390円)だったのでそれを1つ買った。 日本でもこのくらいで売っている時もあるし、たまに100円ショップで出回ることのあるレベルの安っぽいサンダルだ。 きっとこの値段でもかなり儲けがあるだろうに、と思いつつ支払いをする。 サンダルくらい、日本で買っておけばよかった。

思うに、上海の物価は安くない。 デパートの値段は日本よりも高いこともあるし、食事に至っては日本とどっこいどっこいだ。 日本より気持ち安いくらい。 地方に行くと段違いに安くなるとは聞くが、上海の物価にはびっくりである。


そして、豫園商城へ。

この地域は、「ザ・上海」とでも言うべき景観地区のようだ。
豫園という庭園と、その周辺にお店が広がっている。

ここはテンションが上がった。



そして、「豫園」という庭園へ。

内容に比べると、40元(約780円)はちょっと高いかなあ。


そして、この日は帰途につくことに。

帰り際、写真を撮ってくれないかという2人組が話しかけてきた。
言うにはその2人は北京からの観光客だそうで、写真を撮った後、私がどこから来たのか聞くので東京からだとか答えていたら、いつの間にか「○○には行ったか?」みたいな、変な質問に切り替わった上に、持っている地図がぼろぼろで手慣れた感じになってきたので、これは詐欺か何かだろうと思ってその場を離れた。 君子危うきに近寄らず。

そして地下鉄に乗り、ゲストハウス近くの駅に降りた後、「鍵」を買いに、前述と同じようなミニショップの多く入ったビルに入った。 外見からは分りづらいが、入り口をのぞき込んで「それっぽい」ビルがあったので入ったのだ。

中に入ると、よくある客引きが大勢居た。「ローレックス買わないか」「バッグ買わないか」。
とは言っても、しつこくない。 インドと比べれば、遙かに紳士的だ。 インドのように「ふてぶてしく」ない。

目的の鍵を見つけた。

100円ショップで売っているような安っぽい鍵が、とあるショップで45元(約880円)、他のショップで35元(約670円)、値下げを聞いたら20元(390円)まで一端は下がったが、そんなに高い筈はないのので最上階まで上がったが同じような値段。

どうせ100円以下だろう、と思ったので最上階にあったショップで値下げを試みた。
初値は50元(980円)だったが、私の出した値は5元(98円)。 すると、店員は「ん。わかった。30元」と言うので私が「5元」と言うと20元に下がり、それでも5元だと言うと”ラストプライス”で10元まで下がり、それでも5元だと言うと「おう。わかった。君だけに5元で売ってあげよう」と言って、最初50元だったものが5元に下がった。 まあ、こんなものだな。

こういうのは、公定価格の5~10倍でふっかけてきて、3割引きで売るパターンだ。
頑張って半額に下げたと思っても実売価格の倍以上、というのが定番。

何となく分っていれば問題ない。



上海動物園と外灘

2015-04-14
少し寒かったが上海動物園に行ってみました。
入場料は40元(約780円)。 安くはない。


パンダが寝ている・・・。

中国以外の動物園にいるパンダと違って、珍しくも何ともないような普通の扱い。


他の動物もひたすら寝ている。


この熊は、中国人があげるパンを一生懸命食べていた・・・。


それにしても、至る所で中国人が餌付けをしているのだが、スタッフが注意もしないのはどういうことよ(苦笑)




そして動物園を離れる。

動物を見終わった頃に、天気も良くなってきて気温も上がってきた。

なので、本当はそのまま帰ろうかとも思っていましたが、川沿いの「外灘」に行ってみることにしました。
なかなか眺めが良い。


なかなか良い景色。
そのまま、人民広場まで散歩をした。

そのまま帰ると少し早すぎるので、たまには外国で映画を見てみることにしました。
「Fast & Furious 7」がやっていたので入ってみる。65元(約1270円)なので安くはない。

座席指定もあったし、インドみたいに映画の上映中に「ヒュー! ワーオ!」と騒ぎ立てて大盛り上がりにもならず、とてもマナーの良い観客でした・・・。 上海の民度、なかなか高い。

私がインドに赴任して最初に見たのがこの前作のFast & Furious 6で、インド人が映画館の中で大声で歓声を上げながら大盛り上がりだったので、ちょうど良い対比が出来ました。 中国(というか上海)の民度を見直しました。

映画の内容は・・・ まあ、こんなものかな。 6の方が面白かったような気がする。


そして、食堂で食事をして帰途についた。


これは26元 (約510円)



魯迅記念館

2015-04-15
今日は、細々とした寺院や記念館をまわることにする。
まずは魯迅記念館だ。



歴史的・文学的には意義深いところなのだろうが、学校で習った以来忘れていたのでサッパリだった。
民主化運動(?)に身を投じて最後は殺された、というのはなんとなくわかった。 ふーむ。



龍華寺

2015-04-16
次は龍華寺へ。
ここは予想以上に良かった。
仏像が中国化されていて、その変貌ぶりが興味深かった。
道教(?)とでも言うのかな?





玉佛禅寺

2015-04-16
次は玉佛禅寺だ。
ビルマから持ち帰った仏像が納められているとのこと。



まあまあかな。



上海雑伎団

2015-04-16
夜は、上海商城でやっている上海雑伎団を見ることにしました。
ここは専用劇場ではないので動物は見ることができないが、基本的なショーを楽しめるところらしい。
なので、値段もお手頃・・・の筈。

とは言っても、定価300元を割引きで180元(約3,500円)なので、安いのか高いのかよくわからない値段だ。

来てみると、私の席は一番前の席のほぼ中央。 めちゃくちゃいい席。
目の前で技を楽しめました。



テレビで見る中国の雑伎団は「完璧」というイメージだったが、結構途中で失敗を繰り返したりしたので、割とその場その場で何とかするショービジネス、という印象を受けた。 それとも、最近は人材不足なのかな? こんな値段で劇場丸ごと使うのじゃ、給料もさほどでもないだろうと予想する。



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