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諏訪大社 個人旅行 2022年

2022-10-06 記
トピック:日本諏訪


諏訪大社 上社 前宮



日帰りでぶらり来るのにちょうど良い距離ですので諏訪大社に来訪してみました。

ここは建物それ自体からはそんなに力を感じないのですけど奥の院の四方に立っている御柱から強い力を感じましたね。前回よりも強い力を感じたので、おそらくは今年の御柱祭で入れ替わったために昨年より強い力があるのかもしれないですね。そして、月日が経つにつれて力が弱まり、そしてまた新しい柱に入れ替わる、と。そういうことかもしれませんね。

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諏訪大社 上社の近くにある北斗神社



説明に天之御中主神(あめのみなかぬし)とあったので参拝してみました。古事記において天地創造したという宇宙そのものの神、という解釈もあるようです。あまり詳しくはないですけど。北斗七星信仰とも関係があるのでしょうかね。

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諏訪大社 上社 本宮



前に来た時は改築中だった建物がいくつか入れるようになっていました。大きな太鼓も健在で、大勢参拝していました。竜が沢山です。

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諏訪大社 下社 春宮と万治の石仏



北にあるのに下社というのがよく分からなかったのですが、近くの資料館に説明が書いてありました。鎌倉時代まで一族でまとまっていて分かれておらず、下社が本家で上社が分家だったのですが鎌倉時代に分家の上社の勢力の方が強くなってきて分家の方が「我こそ神氏」「上社である」と名乗ったために対立関係になり、本家である下社が新たな姓「神」(カミ)を作り出した、とのことです。上社の方が当時は勢力が強かったようですが、今は下社の門前町の方が栄えていますね。

街の人に話を聞くと、諏訪大社というのは4つで1つで、どれも対等で皆同じ、という説明を宮司さんなどはしてくれるのですけど、そうは言っても実際の祭りの担当としてはそれぞれ分かれていて、特に御柱祭では上社と下社とでは別々にやりますし、秋宮と春宮でも分担が実際は違っている、とのことでした。昔は対立関係にあって、今も表面下では多少の対立があったりするのでしょうけど、一応は表向きは対等、としているのかな、と理解しました。まあ、人間ですから、それは、なくはないですよね。

今年はコロちゃんのために途中の部分を人間が引かずにトレーラーにしたとのことですが、例年ならば山道を氏子が引いて山を降ったとのこと。

御柱祭の観光のコツを聞いたのですけど、3日間で行われて1日目は山から木を切り出す時は氏子しか山に入れないので、2日目に観光すると良いですよ、とのことでした。ホテルは満室で高くなりますから、甲府などに宿を取って往復している人も多い、とのことでした。電車が予約できれば東京から日帰りでも十分だと思います、とのことで、それもありかなと思いましたが次のチャンスは7年後ですから、どうでしょうかね。その頃にはコツも忘れてしまっているかもしれません。

春宮の裏手にある万治(ばんじ)の石仏もこれまた興味深くて、鳥居を作るはずだった石から血が出て驚いた石工が鳥居を作るのをやめて石仏を作ったとのことで、「万(よろず)のことが治(おさまる)」そうです。参拝の仕方も書いてあって、3回時計回りに回るそうです。



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下諏訪・白華山慈雲寺



下社の春宮と秋宮の間に慈雲寺(じうんじ)という禅寺があってふと立ち寄ってみたのですが、意外に立派で庭も整備されていて、武田信玄も参拝したとのことで、由緒あるお寺だと思いました。

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諏訪大社 下社 秋宮



訪問する時間が少し遅かったせいか、意外に空いていました。4つある諏訪大社の中で、上社の本宮とここ下社の秋宮が同じような雰囲気ではありますが個人的には秋宮の方がしっとりとした感じで気に入りましたね。この辺りは好みかもしれません。

上社の本宮はもっとあっさりとした感じで、どうやら上社は男の神様で下社は女の神様とのことで、そう言われてみると下社の特に秋宮がしっとりとした感じなのは、そういうことなのかもしれません。上社があっさりとしているのも男の神様と言われると、腑に落ちます。冬には上社の男の神様が凍った諏訪湖を渡って下社の女の神様に会いに行く時に氷に割れ目を作る現象が見られるとのことですけど、最近は暖冬であまり見られない、とのことでした。10cmくらいは凍らないと見られないのだとか。

上社と下社とでは紋に少しの違いがあって、根の部分が上社は四本、下社は五本とのこと。由来も聞いたのですけど、なぜか思い出せません。

この辺りの男は祭りとなると血が騒ぐらしく、映像を見ると山の男、という感じでした。ですので、この辺りは男の街なのかなあと思って地元の人に話を聞くとこの辺りは昔から女性の方が職業にしろ何にせよ強くて、富岡製糸場にしても女性の方が器用で重宝されて、今でもこの辺りにはエプソンなど工場が沢山あるので昔から女性は就職に困らない、とのこと。だから、この辺りは女性の街です、と資料館のおじいさんが言っていました。そうなのですね。

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