朝、5時50分頃自然と目が覚める。目覚ましの10分前とはなんとも目覚めがよい。
もう少し寝ようかとも思ったが、ここで寝て起きられなくなっても困るのでそのまま起きることにする。
そして身支度を始めたが、なんと水が出なくなった。
確かに昨日の夜もその前日に比べて水の出が悪くなっている気がしたが、まさか今日止まってしまうとは思わなかった。 とりあえず最低限の身支度を済ませ、スタッフを部屋の中に入れてもよい状態にしてからフロントへ人を呼びに行く。内線がないので行くしかない。
すると、何やら裏の方を確かめに行ってくれ、何やら機械の音が始まったかと思いきやすぐに戻ってきて、10分もすれば使えるようになるとのこと。 なるほど。 何かが止まっていたのか。
部屋に戻ってみると無事水が使えるようになっていた。 そして身支度を終え、チェックアウト。 いつもこの瞬間は名残惜しいが、グッバイをしてバス停へと向かう。
そして食べ終えた後も椅子で待っていると、確かに約1時間後、8時になったらシャッターが開いた。 ほっ。 中に入り、カンペチェ(Campeche)行きのチケットを買う。 列整理をしている駅員に聞くと、そこに並べと言う。 列が決まっているようだ。 朝だけか? というのも、順番が来るやいなや、チケット売りのスタッフは私が何か言う前にカンペチェと入力したからだ。 ふむ。 次の便を取ってもらうが、時刻が既に過ぎている8時のチケットだ。 どうやら、並んでいる人の分だけ発券したらすぐに出発するようだ。 さすがはクリスマス。 買い物をする暇もなくすぐに乗り込むと、あと数人乗せた後の約5分後に出発した。
うむ。ちょっとどきどきしたが、乗ってしまえばもう安心だ。スタッフもきちんとガイドしてくれていたので問題なかった。
そして、ジャングルの中を切り開いた真っ直ぐな道をひたすら走り、約2時間半後にカンペチェ到着。
ひとまず明日のチケット状況を知りたいと思い、カウンターに並ぼうと思ったが、どうやらここは整理券を取って並ぶタイプらしい。 現地の人が教えてくれたが何のことかわからず、違う旅行者が教えてくれた。有り難う。
まだしばらく順番があるようなのでぶらぶらしていると時刻表を発見した。すると、ベラクルス行きのADO GLがガイドブックに書いてある22:45ではなく22:15になっていることを発見。あと、ビジャエルモッサ行きは本数が沢山あるので特に予約する必要はないと感じた。 この時刻表を見たら安心したので、特に確認することなく、そのまま町中に行くことにしました。
この1等バスステーションは町中から3kmほど離れており、中心地に行くためのローカルバスが出ているとのことなので探してみるが、それらしきバス停は見つからない。 そんなこんなで1等バスステーションをぶらついていると、ふとタクシーの料金表を発見。市内までは25ペソらしい。私は観光客なので30ペソで行ければOKかな。
そしてタクシーに乗る前に、カラクムル(Calakmul)遺跡の予約をするための費用をクレジットカードでキャッシングする。 これで準備OK。 町中へと向かう。
タクシーは古い車で、運転手のおばさんも英語NGだった。しかし、ガイドブック裏にある簡単なスペイン語会話例だけで"いくら?"と"30"(ペソ)は十分意志疎通OK。中心部へと向かう。 途中、砦だった壁が見えてくると、急に興奮してきた。 なかなかいいじゃないか。 そして町中はカラフルな壁が続いている。 なるほど、これが世界遺産の町並みか。 |
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そして町の中心のソカロに到着。 そこからは、立派な教会カテドラルが見えた。 |
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そして、まず旅行代理店で明日の予約をしようと思い、ガイドブックに書いてあるソカロ近くの Xtampak に向かう。 | |
が、開いていない。 あれれ・・・ と思っていたら、その前に止まっているタクシーの運転手が指を前に指して、これこれ、という仕草をする。 何のことだ・・・ と思っていたら、なんと、たった今目の前に止まった車から出てきた運転手がこの旅行代理店の主人のようだ。 なんという奇遇。 | |
どうやら今日はクリスマスで休みのようで、たまたまここに立ち寄ったらしい。 ここで、明日のカラクムル遺跡観光の予約をする。 850ペソとのこと。 ガイドはなく、カラクムル以外にもバラムク(Balamku バランク?)やEl Ramonalの遺跡も回るとのことだ。 まずカンペチェから南下し、Escarcegaという町で昼食用の食事を買い込む。何故ならば、カラクムルには食堂がないからだとか。ここには8時で、遺跡には11時到着。3時間の滞在とのこと。その周辺遺跡との時間配分や順番は聞かなかったが、カンペチェには7時に戻ってくるとのことだ。ガイドブックには9時に戻ると書いてあったので、それと比べると随分と早い。
そして、いよいよホテル探しに歩き回る。 この代理店近くのホテルを取りたいと思い、ソカロ近くのラバロキア(La Parroquia)に行くが既にプライベートルームは満室。ドミトリーならば開いているようだが朝も早いのでやめておいた。 その近くにあるホテル・コロニアル(Colonial)に行くがこちらも満室。 |
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ホテル・コロニアル(Colonial) |
そして荷物を置き、シャワーを浴びてから町中を散策する。 | |
2人が一組で動く詐欺師のセオリーおよび言動の狡猾さから、私は彼らを詐欺師と判定した。 まあ、被害もなさそうなので今のところOKである。 注文を待つ間の気晴らしにはなった。
そしてクラブ・サンドが到着する。
量的には少ないが、日本の朝食時間なのでこれで十分である。
そして、詐欺師が他の客に話しかけているのを見つつ、詐欺師がいなくなったことを見計らって自分も外に出る。
そして、特にあてもなく街中を歩くことにする。 | |
人通りが少ない。 | |
暑い中、散歩を続ける | |
そして南に進み、サンタロサ砦の横を通り、陸門まで歩いてゆく | |
城壁の中は、家々がこのようにカラフルに彩られている。 | |
どうやらこの陸門はやっているようで、10ペソで門の上に登ることができるようだ。 | |
早速登ってみると、町中が遠くまで見渡すことができた。 | |
遠くにはカテドラルなどが見える。 それにしても家の壁がカラフルだ。 |
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城壁に沿って散歩する | |
家並みを眺める | |
カラフルな家々 | |
そして陸門を伝わって奥まで散歩し、やがて戻ってきた。 | |
入り口は施錠されているので、最後は鐘を鳴らして"空けて欲しい"と合図して下に降りた。 | |
なかなか歩き疲れてしまったので、教会カテドラルに入って休むことにしました。 静かな教会に入ると、ついつい眠くなって寝てしまう。 30分ほどうとうとして、体も少し休まってきたので外に出た。 |
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他で見た豪華な教会にはかなわないまでも、立派な装飾。 いよいよやることがなくなってきたので、数少ないが開いている売店で明日持参する水を購入する。2リットルボトルで11ペソ。それを2つ買う。あと、少量のシャンプー(リンスin)を3ペソと高いがスーパーが開いていないので仕方なく1つ購入。 明日の準備はこのくらいにして、一旦ホテルに戻る。 |
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再度シャワーを浴び、少し休んだ後外に出ると、外はもう暗くなっていた。 | |
先ほど海沿いを散歩したときに見かけた大きなテントのところまで行ってみました。 大きなライブ用ステージからはとてつもない大音量で音楽が流れている。 よく見ると、その横に止まっているトラクターの中に皆が入って行く。 なんだこれ・・・ |
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私も入ってみると、どうやらこれは移動式ミニ博物館のようだ。 | |
なんとも面白い。 それが2つある。 | |
それを見た後、大きなテントの下で、肌用ローションを購入する。顔にも使えるし日焼けにも使えるもののようだ。80ペソをディスカウントで70ペソにしてもらった。 ガイドブックのスペイン語ページを見ながらディスカウントと言ったら、なぜかそのおばさんは大笑いしていた。 なんでだろう。言い方が面白かったのかな。 |
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そしてソカロに戻って来た。 | |
いよいよお腹が空いたので、角にあったビッフェ風食堂で夕食を食べる。ここは食べ放題で飲み物がついて80ペソ。お腹が空いているときにはちょうどいい。 自分で皿に盛っていると、片言の日本語で話しかけてきたおばあさんが。日本人? ahh, Yes、みたいな。 | |
そして食事後、ソカロのベンチで一休み。 涼しい風の中、カテドラルを目前に見つつ、ベンチでゆっくりとする。 |
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そしてホテルに戻り、身支度をして明日に備える。 明日は早く起きてチェックアウト後、朝6時からツアーに参加。そして7時に町に戻った後、夜行バスで遠距離移動だ。 |
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