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トルファン(吐魯番) 個人旅行 2015年

2015-05-20 記
トピック:中国トルファン

哈密(ハミ)からトルファン(吐魯番)に移動

前日、切符をあらかじめ南バスターミナルで購入。
朝10時出発だ。



そして翌朝、近所の蘭州拉麺屋で牛肉拉麺を食べてから市内のバスに乗り、南バスターミナルへ。
ちなみに、牛肉拉麺は蘭州で食べる味に到底及ばない。



ここのお店にふと書いてあるのに気付いたのだが、「清真」とはイスラム食のことなんだね。
今まで、いろいろなところに書いてあるのを見て「何だろう」と思っていましたが、謎が解けた。
チェーン店か何かのグループかと思っていたよ。

市内のバスに乗ったら、バス車内は禁煙と張り紙が書いてあるのにもかかわらず、なんと運転手がたばこを吸いながら運転していた。 なんじゃそりゃ。 禁煙とは乗客の禁煙のことで運転手は関係ないのか?

意外にバスの本数が少なく、15分ほど待たされたあげくに逆回りに乗ってバスターミナルにようやく到着。



バスはなかなか立派だ。
豪華バス、と名乗っているようだ。

近くの町にはもっとちいさなバン等が出ている模様。



途中、2回もセキュリティチェックがあって身分証明書がチェックされた。


トルファンの町に近づいたら、何やら地面からのLNGか何かを取る井戸が多く見えた。



よくある、カックンカックン動くやつだ。


そしてやがてトルファンに到着。



今回の宿は「ホワイトキャメルユースホステル( Turpan Whitecamel Youthhostel 吐鲁番白驼青年旅舍)」だ。
3泊する。
ドミトリで1泊あたり40元(約780円)



ちょっと砂っぽい感じですが、値段的バランスはまあまあ。
共有エリアにはハエがいて、ハエ叩きが欠かせない・・・。
蚊と違ってハエは手ではやっつけられないので。

ハエはいるけれども、蚊がいないだけマシかも。
ハエ叩きって意外と使える。 ハエ叩きゲームみたいだ。
って、普通の宿ではそんなことする必要ないよね・・・。

人によっては嫌かも。
私も、インド帰りじゃなければちょっと敬遠していたかもしれないが、今はもうこのくらい平気だ。

腕とか足にハエがうろちょろするのが気持ち悪いけれども。

季節的なものかなあ?
たまたまかなあ?


そして、昼ご飯はお菓子だけできちんと食べていないので、近くの蘭州拉麺を食べる。



やはり、蘭州での味には到底およばない。そういうものかな。


翌日、近所を歩いていたら事故を発見。



この事故はスクーターと車だったけど、これに限らず、こちらの道路は危ない。

こちらの横断歩道って、歩道の信号が赤でもずんずん進むし、車の信号が「前に進め:赤  右/左進め:青」の時に車道の中心の車が走るギリギリまで歩いて行くので危険でしょうがない。



その後、近くの食堂で夕食を食べるが、やっぱりちょっと高いかなあ。
敦煌もそうだったけれども、観光客が多いところの物価は高い。



かなりの量がある。

回鍋肉 30元(約590円)
ご飯 3元(約60円)

高いけど、これだけ量があれば暴利というほどでもない。 市価の1.5倍といったところか。

ただ、お店によってはかなり高くてほんのちょっとしか出てこない時があるからなあ。
そのあたり、一見客は不利だ。



■追記(5/31)
上記の「ホワイトキャメルユースホステル( Turpan Whitecamel Youthhostel 吐鲁番白驼青年旅舍)」だが、Booking.com経由で「No Show (ホテルに来ませんでした)」という扱いにしてくれました。 なんじゃこりゃ。 しかも40元を請求してきた。

Booking.comの事務局経由で訂正してもらうようお願いしているが、1週間経過したが音沙汰なし。
なんだかなー。

いい加減すぎるだけならともかく、キャンセル料を不正にチャージしてくれるなよ。



トルファン博物館

今日は、トルファン博物館に向かう。
ここはパスポート提示で無料だ。

まず、その前にあるイスラム系の食堂で食事をする。



この、麺に炒め物が入っている料理美味しい。

やはり、その土地のものが美味しいね。
蘭州拉麺はもうなるべくやめよう。

ただし、こんな料理で15元(約290円)もするので微妙に高い。
市内の中心地だからかな。



この焼き串、羊だけれどもなかなか美味しい。 5元(約98円)。



そして博物館へ。



展示はなかなか充実。



近くの窟の再現部屋があった。



通路に置いてあったもの。何だろう。



このあたりは化石がよく取れるようだ。

恐竜の模型もある。



ちょっとグロテスクだけれども、この地方はミイラの文化がある模様。

砂漠地帯の楼蘭王国とかそれ以前とか、そのあたりの文化だったかな。
まだまだ謎が多いらしい。



そして博物館を出た。

近くには、このような通路がある。
暑い土地なのでこのようにして涼しくしているのかな。

幸い、今日はさほど暑くないけれども、夏は凄いことになるようだ。





トルファン現地ツアーの悲壮。ストーカーおやじに3日間付きまとわれる。

トルファンに着いてバスから降りたら、日本語を話すストーカーおやじに付きまとわれてツアー行かないか誘われまくった。
何この人。 しつこいんですけど。

しかも、宿についても同じ人がいるし。 何なの? 行き先を類推して先回りしたの? 気持ち悪いんですけど。
私が荷物置いてシャワー浴びようとしているのに、何度もツアー勧誘してきてうざったいったらありゃしない。
あのねえ、部屋にいるのに話しかけてくるんじゃないよ。

私が宿のスタッフと話しているのに、横から、頼みもしていないのに日本語で解説してくるし。 聞いてないっつーの。
明日のグループツアーが100元というが、この人はちょっと胡散臭いし、明日は天気が良くなさそうなので申し込まない。

ここの遺跡はどこも保存状態が良くないようだし、一番興味のあるベゼグリク千仏洞もほんの一部しか公開されていない上にほとんどの壁画は各国の探検隊が持ち去ってしまい、無残な残骸が残っているところらしい。せいぜい30分もあれば十分見れてしまうようだ。 他のところも、遺跡というか廃墟というか、理解に苦しむ遺跡が多い。6世紀前後のものが多いので仕方がないとは思いますが、わざわざ見に行く価値があるかは微妙なところ。

ちなみに、後で客引きに言われたのが、タクシーチャーターで何カ所か回って450元(約8800円)らしい。 この他に、各場所ごとに40~70元の入場料が別途かかるので入場料だけでプラス5000円くらい追加でかかる。 上のような廃墟を見る金額にしては1.5万円は微妙。

どちらかと言うと、この町の感じを楽しみに来た、という意味合いが強いので、わざわざツアーに行けなくても問題ない。 既に莫高窟やら何やら見てきたし、ここが見れなくても何ら悔いはない。 リーズナブルなツアーがない限りは町を散歩して終わりにしようと思う。

このストーカーおやじ、私のよこでタバコをぷかぷかふかし始めやがった。
ヤニ臭いんだよ。 気持ち悪い。
しかも「たばこすいますか」とか言ってくるし。 いらねーよ! たばこなんか吸うかよ。

うざったいのですぐに外に出かけた。 宿でゆっくりできないなんて致命的。


翌日、博物館を見た後に博物館裏にある旅行代理店で話を聞いたら、その人は英語が喋れなかったので電話で相談することになったが、どうやら今日は入場料無料だから今日行くべきだ、と言われた。

おいおい。
昨日しつこく付きまとった日本語喋れるおやじは、一言もそんなこと言っていなかったぞ。 どういうことだ。

今日、以下をまわって250元(約4890円)という。
・ベゼクリク千仏洞
・火焔山
・アスターナ古墳

今日は曇りだし雨もぱらついているから、と言うと、そこにいるスタッフに私のいるところまで連れてきてもらってください、と言うので、とりあえず行ってみることに。

割とすぐそこの吐魯番賓館の裏にあるところだった。

その話によると
・ツアーはない(町全体というよりはここの旅行会社で扱っているツアーはない、という感じだ)
・車チャーターは、以下行って450元(約8800円)
 ・ベゼクリク千仏洞
 ・火焔山
 ・高昌故城
 ・交河故城
 ・アスターナ古墳
 ・カレーズ

とりあえず連絡先だけもらって、とりあえず宿に戻る。

そこで、宿のスタッフにツアーがないかお願いすることに。
すると、以下のツアーが85元(1660円)であるようなので参加することにしました。
やはり、宿で頼んだ方が参加しやすい。 共有エリアで待っていられるし、宿の人が車が来たことを教えてくれるし。
 ・ベゼクリク千仏洞
 ・火焔山
 ・交河故城
 ・蘇公塔
 ・葡萄溝

以下は行かないが、問題ない
 ・アスターナ古墳
 ・高昌故城

ベゼクリク千仏洞と交河故城以外は現地に行ってから入場するかどうかを決める。
特に火焔山なんて外から見れば十分なのでは・・・。

昼食はついていないとのことなので、近所のスーパーで買い出しをする。

そして宿に買い出し荷物を置きに帰ってくると、また昨日の日本語喋るうるさいおやじがいるではないか(苦笑)

昨日と同じように、こちらが聞いてもいないのにしつこく話しかけてくる。
部屋にいるのに「あのー、ごめんなさい。ツアー参加しますか」とか話しかけてくるなよ。 聞いていないんだよ。

あげくのはてく、「宿のスタッフが、ツアーに参加しないんですか、と言っていますよ」 みたいな、意味がいくつにも取れるような微妙な日本語を言うものだから、もしかしてこのおやじ、勝手にツアーキャンセルしやがったか? と思ったら、さすがにそれはしていなかった。 まったく、人騒がせな。

部屋にいても話しかけられて五月蠅いので、ツアーの確認を宿のスタッフにだけ軽くした後、再度出かける。

まったく。 あのおやじは疫病神だな。
共有エリアならともかく、部屋に居るときまで話しかけてくるんじゃないよ。

そもそも、聞いてもいないのにいちいち話しかけてくるんじゃないよ。
こちらから聞いた時だけ答えればいいんだよ。
旅行代理店のくせに部屋にまで入り込むなんてなんて神経しているんだ。

これは、あのおやじの問題だけでなく、宿の管理の問題でもあるだろう。


翌朝、8時くらいに起きて身支度をしてご飯を食べた。
その後、ちょっと近くの蘭州拉麺で朝ご飯を食べて宿に戻ろうとすると、あのしつこい日本語喋る旅行代理店のおやじが車に乗って目の前にいるではないか・・・。 何なのこの人。 付きまとってるの。 「ツアーバス、そろそろ来ますよ」とか言ってる。 頼んでない、っつーの、と思っていたら実はこの人のツアーだった。 ああ、気持ち悪い。 寒気がする。 何この人の執念。 宿の人に取り入って自分のとこのツアーに引き込んだのかな。 あの人にだけは頼みたくなかったのに。

ここまで来ると、トルファンの町自体、気持ち悪く感じるようになってきた。
トルファンの町にすらもう踏み入れたくない。
あのおやじがどこかでストーカーしているかと思うと、気持ち悪くてもう二度と来たくない。
寒気を通り越して、吐き気がする。

ちなみに MAMAT TRAVEL SERVICE というとこ。



更に話は続いて、宿に戻ってみると、宿のスタッフが「交河故城に行かずにピジャン砂漠(库木塔格沙漠)ととアスターナ古墓群に行くツアーはどうか」と言ってくる。 何それ。 よく分からないけど、他の参加者が高昌故城よりも砂漠に行きたいらしい。  朝に言うことかよ、それ。 交河故城はバスでも行けるので翌日行けば問題ない、との説明だ。

私としてはベゼクリク石窟寺院が含まれていれば問題ないのでそのくらいの変更は問題ないからOKをしたが、どうやらちょっと遠いので元々の85元ではなくて100元だという。 まあ、許容範囲なのでそれで行くことにしました。

元々10時出発ということだったが、宿の人が9時頃に「ドライバーが今から来るが良いか?」と言う。 何それ。 1時間も前倒しなんて、同じツアーじゃないでしょ。 怪しい感じになってきた。 今思えば、この時点で問い詰めるべきだった。 中国が今まで割と快適だったから、油断していた。 インドならば問い詰めるべき場面だったのに。

やはり、予感通り、このツアーは大失敗。

変更は上記だけではなくて、全体的に違うところに行くツアーだった。
全く別のツアーに放り込まれたわけだ。 なにこれ。

こんな酷いの、インドでも滅多にないんだけど。
こんな適当なツアーのアレンジ、世界どこを見てもそうはないよ。

第一目的のベゼクリク石窟寺院が含まれていない時点で、もう最悪。

今まで中国は割とまともだったから油断した。
中国の都会から田舎になるにつれていい加減になってきていたが、まさかここで一気にここまで落ちるとは。

インドは最初から分かっているから警戒してきちんと確認するけれども、まさか中国でこれをやられるとは思わなかった。 疲れがどっと出たね。 ほんと、中国だからと思って油断していた。

砂漠は、中国人はバギーとかに乗って楽しむのだろうけどバギーには興味ないし、砂漠自体は私は既に敦煌で楽しんできたし、ゴミが多い砂漠だし、ちょっと微妙。

幸いにして、ちょっとマイナーだが一部では話題の「吐峪沟(吐峪溝, トユク)千仏洞」に行けたのはいいものの、通路が崩壊していて東岸に登ることができなかった。 吐峪沟(吐峪溝, トユク)千仏洞に行くためのツアーだったと思うしかないなあ。

あと、宿の人は「アスターナ古墓群」に行くって言ってたのですが、アスターナ古墓群には行かなかった。 何これ。 このいい加減さ。

結局、行ったのは以下だけ
 ・ピジャン砂漠(库木塔格沙漠)    2時間
 ・吐峪沟(吐峪溝, トユク)千仏洞   1時間半
 ・火焔山   中には入らず、入り口の外側で写真を撮っただけ。 これはこれで正しいと思った。

以下は行かなかった。
 ・ベゼクリク千仏洞    一番の目的なのに無視された。
 ・アスターナ古墓群    宿の人が行くと言っていたのに行かなかった。
 ・蘇公塔          行くと思っていたのに行かなかった。あまり興味がない。
 ・葡萄溝          行くと思っていたのに行かなかった。元々興味なかった。

全然別物ツアーじゃないの。
まさかこんな遠いトルファンの土地で、こんな仕打ちを受けるとは。

私も、ベゼクリク千仏洞を通り過ぎてもうトルファン市内に近づいているのに気付くのが高速に乗ってからだったので遅かったし、その頃にはなんだか疲れてもうどうでも良くなっていた。 冷静になって考えてみると、ベゼクリク千仏洞の壁画はほとんど破損してて各国が持ち去っているようだし、見れなくても実際のところ大した問題ではないと思うのだが、元々行くと言っていたのに行かないという点が腹立たしい。

あまり興味がなかったところは行かなくても実害がないが、約束が違うというものだ。
宿の人に抗議しても「Oh...」くらいしか言わない。
もう呆れて怒る元気もないよ。

こういう、結果オーライなやり方はインドの「適当」な物事の扱い方に似ている。
まったく結果オーライじゃないけどね。


それにしても、上にも書いたけれども、
ツアーの最後にストーカーおやじが車の窓から顔をだしてツアー参加のみんなと会話しに来たのも後味悪い。 なんなの、この気持ち悪いストーカーおやじ。 吐き気がしてくるんだけど。 ハエみたいなうざったいストーカーだよね。

もう二度とトルファンに足を踏み入れたくないんだけど。
他の人にも勧めない。
トルファンは、このストーカーのせいでめちゃくちゃ気持ち悪い。
町のどこに行っても出てくるんだもの。
たった3泊なのに、頼んでもいないのに、なんでこのおやじは付きまとってくるの。

ここまで付きまとうなんて、一体どれだけの日本人をカモってるんだ。

日本人相手はよっぽど儲かるんだろうなあ。

つきまとうだけならともかく、私が見たいと思っていたものが見れなかったのが一番後味悪い。 最悪だ。

今からわざわざベゼクリク千仏洞だけ見に行く気にはなれないし、もうこんなトルファンに永居したくないので予定通り翌日ウルムチに移動します。



ピジャン砂漠(库木塔格沙漠)

ツアーは最初、ピジャン砂漠(库木塔格沙漠)へ。

ちょっと離れた町に高速道路で向かう。



到着。



日本のガイドブックには載っていないところだが、中国人には多少人気があるらしい?

入場料は、何やら2枚のチケットをもらって60元(約1170円)。



入り口すぐの乗り物に乗って連れて行かれたのがここ。

何やらバギー等がある。

どうやら中国人はこういうのに乗って遊びたかったようだ。



私は徒歩ですぐそこの山に登ってみる。



敦煌の砂はサラサラだったけれども、
昨日降った雨のせいか、ある程度堅い砂で歩きやすかった。

そこからまた乗り物で帰れるようだったが、ちょっと歩いてみたかったので徒歩で帰ることに。
そう遠くないはず。



途中、何やら施設があった。

工事中のようだ。



ちょっと上に、寺院のようなものが見える。



中を見てみると、新しく作られたハリボテだった。

なんじゃこりゃ。

てっきり、ヒンドゥー教の寺院かと思ったよ。

どおりで変な寺院だなあ、と思ったわけだ。 何かインドのとはかなり違うから。



そして通路を歩き、出口に向かう。





吐峪溝(吐峪沟, トユク) 千仏洞

次は吐峪溝(吐峪沟, トユク)だ。 ここには千仏洞がある。

その一方で、ムスリムの巡礼地でもあったらしい。

2007年の旅行記を見ると東岸の階段もしっかり残っていて中にも入れたようなことが書いてあるけれども、階段が既に崩壊していて階段を上ることができず、管理人がいるようにも見えず、階段の入り口は鍵で閉鎖されている。

私は西岸の洞窟に登って、どうやら発掘中らしき石窟の中をちょっとのぞき込んでわずかに残っている壁画を見た。 うーん。 わずかこれだけしか発見できず。 他の壁画はほとんど駄目ですね。 砂に埋もれているところをスコップで掻き出したばかりだから仕方がないのかもしれないけれども。

川も工事で凄いことになっているし。

昔の旅行記の写真は割と綺麗な歩道があるのに、今は単なる工事用の砂利道があるだけ。

入場料は30元(約590円)。

千仏洞は一番奥で、駐車場付近はモスクエリアが広がっている。



遠くに千仏洞が見える。
川の左手なので西側、かな。 近くに行ってみると東側(川の右手)にも洞窟があった。

川は工事中のようだ。



途中、急な階段を上って西側の洞窟へと向かう。



意外と険しい。



遠くに東側の洞窟が見える。



そして上に到着。

西側の洞窟は、ほとんど見れるものがないように感じる。



ほんのわずかに壁画が残っているだけ。

顔は無残にも切り取られているし。



石窟によくある、四角形で4方向全てに仏像があったと思われる場所もあったが、仏像は残っていない。
昔はこの周囲をお経やマントラみたいなものを唱えてぐるぐる回っていたのだろう。



まだまだ発掘中のようだ。



かろうじて残っている壁画。



発見できたのはこのくらいだ。


そして、先ほどの険しい道を降りて、東側(川の右手)に行ってみる。



近づいてみると、扉が閉まっていた。

というか、階段がぼろぼろで、既に足場が崩壊している。 これでは、扉を開けたとしても階段が使えない。



仕方がないので、その扉の横からちょっと登ってみる。



先の階段も土に埋まっている。



ここの階段は、傾いて崩れ落ちている。



上に行く道もあまりないようだし、足場も悪いし、ここを頑張って登っても、壁画がある洞窟に鍵がかかっていれば入れないかもしれない。 階段ですらかなり急な場所を登らないといけないので、階段に頼れないとなると登るとしてもかなり大変だろう。 斜面は急だし、砂混じりの岩なので、滑ったら一気に落ちて危険だ。

このあたりが潮時ということで、引き返すことにしました。



何やら、登れない道の上には囲まれた建物(?)が見える。
建物、と言うにはちょっと貧弱な掘っ立て小屋だが。



川の向こう側にも、何やら建物が見える。



そして戻ってきたが、ちょっと消化不良だ。





火焔山

最後、火焔山を見る。
と言っても、単にヒダヒダのついた山、というだけだ。

西遊記で何やら物語になっていた筈で、それをモチーフとした像が入り口にあった。

見るのは山なので、わざわざ中に入らずとも外から見れば十分、ということで入り口の外に止まって写真を取って終わりになった。



そしてトルファンに戻り、近所の夜市で食事をする。



羊の串5本と麺で27元(約530円)。内訳はわからない。



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